長濱ねる、今後の展望を語る「児童書を広めていくような活動をしたい」
長濱ねるが2日、都内で行われた自身初のエッセイ集『たゆたう』発売を記念した囲み取材に出席。「児童書を広めていくような活動」にチャレンジしたいと語った。
【写真】長濱ねる、囲み取材の模様
同書には、雑誌「ダ・ヴィンチ」での3年にわたるエッセイをまとめたものや、書き下ろしエッセイを収録。「多くの人に届くように」との思いから、文庫、単行本の2形態で同時発売された。
タイトル『たゆたう』の意味を聞かれた長濱は、「『たゆたえども沈まず』という言葉に触れたエッセイがある」と明かし、「その言葉に出会った時から『たゆたう』という言葉がすごく今の自分の状態にフィットしている言葉だな、と思って印象深かった」と告白。
続けて、執筆期間の3年間を振り返りつつ「ふわふわと気持ちや自分の環境だったりが変化していく様は『たゆたっている』という言葉にすごく合っていた」とタイトルに選んだ理由を語った。
また、自らエッセイを読み返し「3年前はすごく自我が強くて『こんな自分は見せたくない』『こういう自分に見られたい』という思いが強く、それが文章にすごく表れている」と過去の自分を分析。
その後の変化については「いろんな自分をさらけ出せるようになったり、格好悪い、みっともない自分の素の部分も文章に載せてみることができたりして、すごく大きく変わった」と3年間の成長を実感していた。
「小説が大好きなのと同時に児童書もすごく好き」だという長濱。チャレンジしてみたいことを尋ねられると「小学生だったり、小学生になっていないお子さんたちに児童書を広めていくような活動をしたい」と思いを馳せていた。
長濱ねるのエッセイ集『たゆたう』文庫版(A6判、税別600円)、単行本『たゆたう 特装版』(四六版、税別2700円)は、KADOKAWAより発売中