オリヴァー・ストーン監督最新作『JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】』11.17日本公開&特報解禁
『JFK』のオリヴァー・ストーン監督がジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の陰謀に迫るドキュメンタリー映画『JFK Revisited: Through the Looking Glass(原題)』が、邦題を『JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】』として、11月17日より公開されることが決定。特報映像とポスタービジュアルが解禁された。
【動画】“ケネディ大統領暗殺事件”直前のシーンからスタート 映画『JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】』特報
世界の歴史で最大のミステリーのひとつとされている、第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ暗殺事件。その後、数々の謎や陰謀論が都市伝説的に広がり続け、28年後の1991年、この事件の謎にまっすぐに向き合った映画がオリヴァー・ストーン監督作『JFK』だ。
『プラトーン』(1986)でアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞し、その後も『ウォール街』(1987)、『7月4日に生まれて』(1989)と、骨太なテーマとエンタテインメントを融合させた作品を送り続けてきたストーン監督が、綿密な調査に基づく独自の視点から、ケネディ暗殺の真相に迫った『JFK』は、そのセンセーショナルな内容から世界的な大ヒットを記録。日本でも1992年に公開されると、当時洋画作品の配給収入で4位を記録した。さらに、アカデミー賞8部門にノミネートされ、2部門(撮影賞、編集賞)を受賞。日本でもケネディ大統領の「JFK」という呼称が定着した。
映画『JFK』公開後の1992年、新たな法案が可決し、数百万ページにおよぶ文書が新たに機密解除されることに。ケネディ暗殺事件は研究者や民間コミュニティによる新たな調査が活発に行われるが、メディアによるケネディの死の“神聖化”の動きもあり、結局真実はわからないまま年月が過ぎていく。
本作は、その停滞する動きに不満を募らせていたストーン監督と、『ワールド・トレード・センター』(2006)、『スノーデン』(2016)で彼と組んだプロデューサーのロブ・ウィルソンがタッグを組み、事件からちょうど60年経った今、新たに解禁された証拠と調査に基づき、独自の視点から暗殺事件の陰謀に迫るドキュメンタリー。
新たに解禁された何百万ページにおよぶ機密解除文書の中から“真実”と思われる重要な発見を白日の下に晒し、主要メディアが無視し続けてきた陰謀の真相をあぶり出していく。長期間に渡る調査と、事件の目撃者をはじめとする関係者のインタビューの中から浮かび上がる“新たな証拠”=「新証言」を深く掘り下げ丁寧に紐解きながら、この暗殺事件が現代にも大きな影響を与え続けている歴史的な大事件であったことを、今を生きる人々に改めて知らしめる衝撃作だ。
公開にあたり、ストーン監督は「この作品が上映されて、とても嬉しい。私のオリジナル作品が存在し、そして今このドキュメンタリーが存在する。この作品は、大統領の殺害を組織的に行い、逃げ果せた権力者たちを捕らえるために最も近づけた作品だ。JFK暗殺陰謀説は、真実である」と語っている。
特報映像は、1963年11月22日、オープンカーでダラス市内をパレードするケネディ大統領の姿から始まる。続いて、数百万ページにおよぶ文書が機密解除され、黒く塗りつぶされた文書が次から次へと明るみになっていく。ケネディの命を奪った銃弾の特徴、銃撃の方向、オズワルドの現場からの逃走経路、病院での検死やFBIの報告を細かく再検証しながら、「これが最終解答だ」という力強いコピーとともに、公になった“新証言”があぶり出されていく。
果たして、「全人類に世代を超えて永遠に続く平和を」というケネディ大統領の悲痛な肉声が世界に届く日はやってくるのか。明かされる“最後の謎”とは。事件の真相への興味が高まる特報映像に仕上がっている。
ポスタービジュアルは、アメリカ合衆国を象徴する国旗の色である、赤・青・白に染められたビジュアルに、ジョン・F・ケネディ大統領の横顔、暗殺の実行犯とされるリー・ハーヴェイ・オズワルドのマグショットが並んだデザインとなっている。
映画『JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】』は、11月17日より全国公開。