ジャニーズ性加害問題めぐり藤島社長辞任 新社長・東山紀之は年内で表舞台引退
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ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題をめぐり7日、同事務所が会見を開き、藤島ジュリー景子社長が辞任し、所属タレントの東山紀之が新社長に就任することを発表した。
【写真】会見に出席したジャニーズ新社長・東山紀之
同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」は8月29日に公表した調査報告書で、同族経営の弊害をなくすため、喜多川氏のめい、藤島社長の辞任を求めていた。
同日の会見で同事務所は、藤島氏が社長を辞任し、東山が新社長に就任すること、そして年内で表舞台での活動を終了することを発表。また、藤島氏は代表取締役にとどまり、被害者への補償を行うとしている。
会見で東山は、ジャニー前社長による性加害について「恥ずかしながら、何も知っておりませんでした。ただ、うわさとしては聞いていました。私としては(性加害を)受けたことはなく、受けている現場に立ち会ったこともなく、相談もありませんでした」とコメント。
一方、会見に同席した所属タレントで、2022年からは関連会社の社長を務めている井ノ原快彦は「僕は小学校6年生で事務所に入った。その時すでにそういう本(暴露分)があって、そうなのかな、といううわさはしていました。そうなったらどうしようという話もしていました」と述べた。その上で「被害者が相談できない空気があった。だから告白するのが今になったと思います」と当時の様子を語っていた。