夫とすれ違う“綿子”門脇麦と恋人“木村”染谷将太のデートシーンも! 映画『ほつれる』本編映像初解禁
門脇麦が主演する映画『ほつれる』より、夫とすれ違う綿子(門脇)が、“今は亡き”恋人の木村(染谷将太)とささやかなひとときを過ごすシーンを収めた本編映像が解禁された。
【動画】この2人は仲良し夫婦か、それとも、、? 映画『ほつれる』本編映像
演劇界で注目を集める演出家・加藤拓也が、初長編映画『わたし達はおとな』を経て臨んだ、オリジナル脚本・長編監督映画2作目となる本作。ある出来事をきっかけに、夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていくひとりの女性の姿をとらえる。主人公・綿子を演じるのは門脇麦。夫・文則には田村健太郎。さらに、その存在が大きな転回点となる木村を染谷将太、綿子の親友を黒木華が演じるなど、実力派俳優陣が集結し、絡みあう深甚な人間模様を描き出す。
綿子(門脇)と夫・文則(田村)の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で知り合った木村(染谷)ともひんぱんに会うようになっていたが、あるとき木村は綿子の目の前で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。心の支えとなっていた木村の死を受け入れることができないまま変わらぬ日常を過ごす綿子は、木村との思い出の地をたどっていく…。共に暮らしながらもすれ違いの続く夫と、優しく穏やかな時間をくれた恋人。どちらにもよりかかることができず、揺れる心を抱えた彼女はある行動に出る―。
今回解禁されたのは、木村(染谷)と綿子(門脇)が空港の展望デッキでデートを楽しむ、かつてのひとときを映し出した本編映像。
「2人で子どもを作ろうって話にはならなかったの?」と聞く木村に、「お義母さんはそうしてほしそうだけど。文則も2人面倒見るのは難しいんじゃないかな」と答え、「それに、向こうの子どもが中学生とかになった時にどう思うんだろうとか、そういうのも気にしてるかな私」と、夫・文則(田村健太郎)と前妻の間にいる子どもを気遣う様子を見せる綿子。2人の穏やかな表情と、実際には互いが夫婦関係ではないことが伺える会話がギャップを感じさせる。
手をつなごうとする木村の手を1度は振りほどく綿子だったが、お互いのお腹に触れあったりとじゃれ合いながら再び手を握られるともう振りほどこうとはせず、恥ずかしそうに微笑みながら受け入れる。夫の前では見せない幸せそうな綿子の表情が印象的な、木村と居る事で彼女が幸せを感じていたことが伺えるシーンだ。
果たして、事故で心の支えであった木村を失った綿子は、このまま夫と向き合う事を避け続けるのか。木村の死を受け止めることができるのか。彼女にとっての幸せとは。綿子の本当の感情は何なのか考えさせられると同時に、門脇と染谷の自然体の演技に魅了される映像となっている。
映画『ほつれる』は、9月8日より全国公開。