失った“大切な人”と通じ合えない夫の間で心が揺れる―門脇麦主演『ほつれる』特報&新場面写真解禁
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門脇麦が主演する映画『ほつれる』より、特報映像と新場面写真が解禁された。
【写真】綿子(門脇麦)の揺れる心が映し出される 映画『ほつれる』場面写真
演劇界で注目を集める演出家・加藤拓也が、初長編映画『わたし達はおとな』を経て臨んだ、オリジナル脚本・長編監督映画2作目となる本作。ある出来事をきっかけに、夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと向き合っていくひとりの女性の姿を捉える。主人公・綿子を演じるのは門脇麦。夫・文則には田村健太郎。さらに、その存在が大きな転回点となる木村を染谷将太、綿子の親友を黒木華が演じるなど、実力派俳優陣が集結し、絡みあう深甚な人間模様を描き出す。
綿子(門脇)と夫・文則(田村)の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で知り合った木村(染谷)とも頻繁に会うようになっていたが、あるとき木村は綿子の目の前で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。心の支えとなっていた木村の死を受け入れることができないまま変わらない日常を過ごす綿子は、揺れ動く心を抱え、木村との思い出の地をたどる。過去を振り返るうち、綿子は夫や周囲の人々、そして自分自身と、ゆっくりと向き合っていくことになる。
特報映像は、電話中に交通事故を目撃し、びっくりした表情を見せる綿子(門脇)の姿から始まる。事故死した木村(染谷)は、すれ違いの続く夫との関係を忘れさせてくれる唯一の存在だった。失った恋人と通じ合えない夫・文則(田村)との間で揺れ動く綿子の複雑な心境が、幸せな時間を共に過ごした思い出と、表層的な美しい生活風景の中、みずみずしい映像でつづられる。
新場面写真には、曇りガラスの窓から見えないものに思いをはせる表情の綿子(門脇)や、木村(染谷)との幸せな時間、すれ違う夫・文則(田村)と心あらずな表情を見せる綿子が写る。
映画『ほつれる』は、9月8日より全国公開。