映画『怪物の木こり』、亀梨和也演じるサイコパス弁護士の表裏を感じさせる場面写真到着 菜々緒&吉岡里帆らが亀梨の印象語る
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映画『怪物の木こり』より、主演・亀梨和也が演じるサイコパス弁護士の二面性が見比べられるカットや、恋人の映美(吉岡里帆)とにこやかにすごすカットなど、新たな場面写真が解禁となった。
【写真】サイコパス弁護士の二面性が見比べられる『怪物の木こり』新場面写真
2019年第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した倉井眉介の同名小説を三池崇史監督が実写化した本作は、目的のためには殺人をもいとわないサイコパスの弁護士・二宮が、連続猟奇殺人犯に襲撃され、報復を誓うという内容のサスペンス作品。
凶器のおので脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生。次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰。しかし二宮は、犯人をもしのぐ狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なストーリーとなっている。
目的のためには手段を選ばず殺人すらいとわない狂気のサイコパス、弁護士・二宮彰に亀梨和也。さらに、捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子に菜々緒。二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美に吉岡里帆。二宮の協力者のサイコパス外科医・杉谷九朗に染谷将太。過去の殺人事件の容疑者・剣持武士に中村獅童。そして正義感が強すぎる刑事・乾登人を渋川清彦が演じる。
本作は、スペインのシッチェスで10月に行われる国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」に出品されることが決定。スリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるORBITA部門と、アジアの新作のショーケースであるFocus Asia部門の2部門で出品され、ORBITA部門ではクロージング作品として上映される。主演の亀梨と三池監督がスペインに渡航し、本映画祭に参戦する。
さらに本作は、10月23日から11月1日まで開催される「第36回東京国際映画祭」にて、「ガラ・セレクション部門」での特別招待上映も決定している。
三池監督は「二宮役は演じる本人の中にも二面性が求められるが、彼はいくつもの顔を持っています。経験豊富なアーティストであり、俳優であり、そしてイメージを売るアイドルという仕事をしていて、外に出れば街を歩いていても買い物をしていても“亀梨くん”でいないといけない。実際にそうやって生きてきた彼の強さが、今回の役柄に自然に発揮されている」と、二宮という役と亀梨の親和性を語る。
そして警視庁のプロファイラーとして事件を追う戸城嵐子を演じた菜々緒は、亀梨とは度々の共演となるが、本作の撮影では初日から“ゾクゾクしたものを感じた”という。「亀梨さん(演じる二宮)のサイコパスな雰囲気が私の中でのイメージにぴったりハマって鳥肌が立つような感覚がしたのを覚えていて、『亀梨さんとこういう風にお芝居が出来て嬉しいな』と思いながらクランクインの撮影を終えました」と撮影のスタートを振り返る。
一方で「お話しさせていただくとチャーミングでかわいらしい一面もある」という印象も持つといい、「そのような人柄を知っているからこそ、安心してお芝居でぶつかっていける、安心して委ねられる、という部分もありました。今回このような作品で、お芝居でぶつかっていける、サイコパスの役が亀梨さんで本当に良かったなと思います」と、亀梨の人柄にも芝居にも絶対的な信頼を寄せている。
二宮の本性を知らずに彼を愛する婚約者・荷見映美を演じた吉岡里帆も「亀梨さんは本当に難しい役をされていたと思います。ただ、亀梨さんが座長であったおかげで和やかな現場でした。いつもフラットにコミュニケーションを取ってくださっていたので、楽しい会話をしながら、変に肩に力を入れすぎずに正しい場所に集中して力を入れていくことができました。そういう現場になったのは亀梨さんが座長だったからこそだと感じています」と現場での亀梨の存在感を絶賛している。
場面写真には、金を基調とした仕事道具が整然と置かれ、きれいに整理された重厚感あふれるデスクに座る弁護士然とした“表の顔”と、ラフな服装で何かをにらみつけるようだが、前髪がかかり表情が読み取れない“裏の顔”が写し出されている。
映画『怪物の木こり』は、12月1日より全国公開。