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第73回ベルリン国際映画祭で史上最年少8歳で主演俳優賞受賞! ソフィア・オテロ主演『ミツバチと私』来年1.5より公開

映画

 第73回ベルリン国際映画祭・銀熊賞&主演俳優賞を受賞し、第36回東京国際映画祭でも上映されるスペイン映画『20000種のハチ』(仮題)が、邦題を『ミツバチと私』として、2024年1月5日より全国順次公開されることが決定。本作よりポスタービジュアルと場面写真1点が公開された。

【写真】第73回ベルリン国際映画祭・銀熊賞にも輝く映画『ミツバチと私』場面写真

 本作は、“本当の自分”を探す子どもの葛藤と、寄り添う家族の物語。夏のバカンスでフランスからスペインにやってきた家族。8歳のアイトールは、自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さの悩み、心を閉ざしていた。母はそんなアイトールを愛しながらも向き合い方に迷っている。ある日、叔母が営んでいる養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチや自然と触れ合うことで心をほどき、多様性を受け入れ、ありのままで生きていきたいという思いを強くしていく―。

 本作に主演したソフィア・オテロは、第73回ベルリン国際映画祭にて驚くほど自然な演技を評価され、史上最年少の8歳にして最優秀主演俳優賞受賞した。ベルリン国際映画祭は、2020年に男優賞・女優賞を廃止し、性別区分のない主演俳優賞、助演俳優賞を新設しており、まさにそれを体現する形での受賞となった。

 オテロは、約500人の中からオーディションで選ばれた新人で、今回が映画初出演となる。子どもが抱える不安や心の機微を繊細に演じる様子は、『ミツバチのささやき』のアナ・トレントを想起させる。

 監督を手がけたのは、スペイン人のエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン。数々の短編を監督し、『Chords』が第75回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映された実績を持つ。彼女の長編デビュー作となった本作は、ベルリン国際映画祭の銀熊賞に加え、ギルド賞をダブル受賞。さらに、第26回マラガ・スペイン映画祭でも最優秀スペイン映画賞を受賞するなど世界各国から注目を集め、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では95点と高い満足度を記録している。

 ソラグレン監督は「家族との関係が、自分探しの旅にどう影響するのかを探りたかった」と語っており、トランスジェンダーの悩みを抱える本人だけでなく、母、祖母ら3世代の視点を交え、それぞれの考えで人生を生き抜く姿を描く。スペインのバスク地方の緑豊かな美しい景色とともに、自然光のみで撮影した美しい映像も魅力的だ。

 今回解禁された日本版ポスターは、主人公アイトールを中心に、繊細な表情に柔らかな光が差し込む様子を捉えたもの。そして右下には、「生まれ変わったら、女の子になれるのかな?」という劇中に登場する台詞があり、自分の性自認を巡って思い悩む心のうちを告白するものとなっている。

 併せて解禁された場面写真では、ポスタービジュアルの表情とは打って変わり、ベットの上でアイトールが穏やかな表情で微笑みながら母親を見つめるシーンが切り取られている。自身の心と、家族との関係性の変化に伴って移り変わっていく、アイトールの細やかな表情に注目したい。

 なお本作は、第36回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門で上映され、ソラグレン監督の来日も予定されている。

 映画『ミツバチと私』は、2024年1月5日より全国順次公開。

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