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ヴィム・ヴェンダース監督「自分には日本の魂があると感じた」役所広司とタッグ組んだ最新作について語る

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第36回 東京国際映画祭 オープニング上映 舞台あいさつに登壇した(左から)ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司
第36回 東京国際映画祭 オープニング上映 舞台あいさつに登壇した(左から)ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司 クランクイン!

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 映画監督のヴィム・ヴェンダースと俳優の役所広司が23日、映画『PERFECT DAYS』第36回 東京国際映画祭 オープニング上映に出席。「自分には日本の魂があると感じました」と明かしたヴェンダース監督は、役所について「本当に誰よりも尊敬する」と笑顔で語った。

【写真】役所広司、ヴェンダース監督と息ぴったり 自信みなぎる表情

 本作は、東京・渋谷の公共トイレ清掃員・平山(役所)の生活を描くヒューマンドラマ。この日は共演した柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和、高崎卓馬(共同脚本、プロデュース)、柳井康治(製作)も出席した。

 ヴェンダース監督は「キャスト全員が日本人で、スタッフも日本人ですが、本作を撮影している時に、ぜひ皆さんにお伺いしたいことがあったんです。作品をご覧になった後、最後にお聞きしたいのですが、この映画はドイツ人監督が撮ったものだと思いますか? ということです」とコメント。「自分はドイツ人映画監督だと思っていたのですが、自分には日本の魂があると感じました」とも話していた。

 一方の役所が「監督は今日4時間飛行機が遅れて、ちょっと前に日本に着いて、ちょっと時差ボケっぽくて(笑)」と明かすと、ヴェンダース監督は役所の方にもたれて笑顔。平山というキャラクターについて聞かれた役所は「ヴェンダース監督がいつも『ああ、平山みたいに生きたいな。平山みたいな生き方が羨ましいな』と仰っていました。僕もそういう人物を目指せばいいのかという風に撮影中ずっと思って。都会の中で生きている男ですけども、他の人たちとは違うゆったりとした時間と、彼だけは森の中で静かに呼吸しながら生きているような人物だなと思いました」と振り返った。

 またヴェンダース監督は、当初は日本のトイレや建築家などに関する小さな映像を作る予定だったものの、物語を描くことになったと回想。「役所さんが受けてくださる、2人で仕事ができるということになり、私の仕事がまた変わりました。映画を作るということになりまして、本当に誰よりも尊敬する憧れの役所広司さんと仕事ができるということで、その時点でとてもプレッシャーを感じました」と役所とのタッグが実現した喜びを語り、役所は「そうですか」と返して会場を沸かせた。

 映画『PERFECT DAYS』は12月22日より全国ロードショー。

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