『007』プロデューサー、次作の製作はまだ始動してもいない
ダニエル・クレイグが『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でジェームズ・ボンド役を卒業して以来、次回作について注目を集めているが、この度プロデューサーのバーバラ・ブロッコリが進捗状況を語った。
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Peopleによると、バーバラがこの度、The Guardian紙のインタビューに登場。2006年の『カジノ・ロワイヤル』から、15年に渡ってボンド役を務めたダニエルについて、「私たちに、あのキャラクターのエモーショナルな人生を掘り起こす力をくれた」とコメント。「彼の出演するボンド映画は時代を反映していて、まだ始まってもいない次の新しい章に向けた巨大な道筋を作ってくれたと思う」と話し、次回作の公開にはまだまだ時間がかかることを匂わせた。
また、1代前のボンド役であるピアース・ブロスナンに言及し、「(ダニエルの起用で)21世紀のヒーローとは、どんな姿をしているのかにフォーカスしたかった」と語る。「(ピアース主演の)『ゴールデンアイ』のとき、『冷戦は終わり、ベルリンの壁もなくなった。ボンドは死んだ。もうボンドは求められていない。世界は平和になり、今や悪役は存在しない』と言われました。でも、それは間違いでした!」と振り返っている。
詳しいことは依然明らかになっていないものの、バーバラとともにプロデューサーを務めるマイケル・G・ウィルソンは、ボンドが若手でないことを示唆。「ボンドに従軍経験があることを思い出してほしい…彼は戦争を経験しているんだ。つまり、高校を卒業したての新人ではない。30代が良い理由だ」と明かしていた。
ダニエルの卒業後、次のボンド候補として数多くの俳優の名前が上がってきたが、最近では映画『キック・アス』や『ブレット・トレイン』のアーロン・テイラー=ジョンソンが最有力候補として挙がっている。