『メカバース:少年とロボット』、11年に渡る挑戦の秘話が詰まった特別映像解禁 小野賢章、花江夏樹ら登壇の完成披露も決定
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シンガポール発のロボットバトル映画『メカバース:少年とロボット』より、“11年に渡る挑戦”制作秘話がたっぷり詰まった特別映像が到着。また、場面写真も一挙解禁された。
【動画】リッチ・ホー監督からのメッセージも! 映画『メカバース:少年とロボット』特別映像
本作は、中華圏で最も栄誉ある映画賞金馬奨に20代でノミネートされたリッチ・ホー監督が、資金繰りを含めた企画プロデュース/監督/脚本/撮影/音楽/美術・衣裳/VFX監修の7役を務め、11年間かけて製作したロボットバトルムービー。その驚異の熱量は、シンガポールから始まった本プロジェクトを世界に広げ、ニュージランドで撮影、オーストラリアでCG制作、そして日本で吹替制作と世界初公開という、世界各国のキャストとスタッフを巻き込むことになった。
メカ・パイロットの道を志す主人公カイ役には小野賢章。カイの相棒かつ親友であるロボット・リトルドラゴンの声に花江夏樹。さらに、真面目でタフなメカコープアカデミーの曹長役に森川智之、幼少時のカイをロケットの事故から救う謎に包まれた大尉役に津田健次郎、中尉役に伊藤健太郎、ロボットのオペレーション音声となるシステムドラゴン役にファイルーズあいと豪華声優陣が集結した。
このたび、“11年に渡る挑戦”制作秘話がたっぷり詰まった特別映像が解禁された。本作は、リッチ・ホー監督が驚異の熱量で11年間かけて製作した作品。解禁された映像には、11年の旅路をともに歩んだ他のスタッフも登場する。
弁護士としてのキャリアを捨て、映画制作の場に身を投じリッチ・ホーを過去6年間影で支えてきた、アソシエイトプロデューサーのSU AIは、「弁護士として働いていたときに、彼は新しく会社を始めること、そして彼のビジョンを語ってくれました。それはただ単に映画を製作するのではなく、その枠を超えて、映画業界の人々の人生に影響を与えたいと。そうした彼の強い意志とビジョンに心を動かされました」と語った。
しかし、「正直、最初の2年は辞めようかと思っていました。最初の数年は映画本編の資金のみで、この作品がどこに向かっているのか、全てが不透明でした。そうした中、コロナ禍に、偶然にも人づてに、(本作のエグゼクティブ・プロデューサーを務めることになる)中臺孝樹さんと知り合いました」と、さまざまな苦難があったことも明かした。
中臺は、「正直、最初は自分がコミットするには難しい部分もありました。しかし、やりとりをする中で、監督が1つ1つ真摯に取り組み、物事を解決する様に、こうやってクリエイターをサポートしたいなと、こういうクリエイターがもっと世に出てほしいと思いました」とリッチ監督と本作への想いを語った。
映像の後半では、リッチ監督から観客に向けてのメッセージが語られている。「この映画について話す中で、1つのスローガンが生まれました。それは『1 movie, 2 stories』です。1つはスクリーンで体験するカイとリトルドラゴンの物語です。2つ目は、この映画ができるまでの11年の旅そのものです。2つの物語を全て見てもらった時に、最も伝えたいメッセージは、『諦めないで』ということです」。
そして最後に「映画を作る人たちは常に同じ葛藤を抱えています。お金がない。時間がない。誰も見向きもしない中、情熱だけはある。毎日何かしらの試練がある中で、心ない言葉や誹謗中傷がたくさんあります。私が皆さんに伝えたいのは、そうした言葉で傷つける人も、応援してくれる可能性があるということ、信じ続ければ一緒に働きたい人は必ず現れる。大事なことは自分を責めすぎないこと。心ない言葉に悩みすぎないこと。信じたことを手放さないでください」とエールを。
「この映画が挑戦するあなたの背中を押せるもになればと思います。この映画をスクリーンに届けるまでに11年かかりました。私ができたのですから、あなたにもできます」と映画を作る人たちに向けて熱いメッセージを送った。
また、本作の完成披露上映会が、東京・新宿バルト9にて開催されることが決定した。11月15日15時30分の回、18時20分の回に、小野賢章、花江夏樹、リッチ・ホー監督、宅見将典、中臺孝樹、さらに主題歌を担当した超・ときめき宣伝部が登壇する。
映画『メカバース:少年とロボット』は、11月17日より劇場公開。