橋本環奈主演『万博の太陽』に飯豊まりえ、木戸大聖、番家天嵩、江口のりこ、唐沢寿明が出演
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■江口のりこ(万田和世役)
――脚本を読んで感じたことを教えてください
昭和の家族を描いた、古きよき時代のいいお話だなと思いました。女性が社会に出て働きはじめるという時代の変化も盛り込まれていますし、懐かしい昭和の風景や当時の家庭の様子も描かれるので、そこも大きなみどころだと思います。
――ご自身の役柄、万田和世はどんな人物でしょうか?
私が演じる和世は、家族のために毎日温かいごはんを作る、明るくてやさしいお母さんですね。でも、実は彼女にも昔は“夢”があったようで…。スタンバイ中に衣装さんやメークさんが昭和の女性に仕上げてくださるので役作りはそれに頼りきっていますが、やっぱり昭和のファッションは新鮮です。
――撮影を楽しみにしていたシーンはありますか?
みんなで食卓を囲むシーンは、本当によき時代だなと思わされます。すごく密な家族のやり取りというか、昭和の家族らしく熱のこもったお芝居が展開しています。
――主人公を演じる橋本環奈さんとは今回が初共演ですが、印象はいかがですか?
橋本さんはすごく明るい方で、まさしく“今日子ちゃん”だなという印象です。座長として現場をひとつにしてくれる存在でもあります。
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします
とにかく多くの方に見ていただけたらうれしいですね!
■唐沢寿明(万田昭太朗役)
――脚本を読んで感じたことを教えてください
作品の時代背景が、リアルに僕の子どものころなんですよ。自分の衣装やメークを見て「ウチの親父もこんな髪型していたな」と思い返しましたし、家族の風景も「こんな感じだったなぁ」という感覚。とにかく当時は社会全体が盛り上がって勢いがありましたよね。懐かしいなと思いながら演じています。
――ご自身の役柄、万田昭太朗はどんな人物でしょうか?
昭太朗は、昭和の頑固オヤジですね。ちゃぶ台をひっくり返すシーンもあるのですが、若いキャストのみなさんはこの時代を知らないから、内心、「こんなこと本当にやる人いるのかな」と思っているんじゃないかな(笑)。私の父は、授業参観に和服で現れたり、ビシッと七三分けで薄い色のサングラスをかけてきたりとダンディーで、同級生たちから「あれ、誰のお父さん?」「カッコイイ!」とウワサされていたような男でしたが、実は昭太朗よりももっと厳しかったですよ。
――主人公を演じる橋本環奈さんとは今回が初共演ですが、印象はいかがですか?
橋本さんは若いのにとてもしっかりしているなと感心しています。2人で怒鳴りあうようなシーンもありますが、丁々発止のやり取りになっていると思います。
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします
リアルタイムで万博を訪れて太陽の塔を見た世代の方は懐かしいと思われるでしょうし、若い世代にとっては「こんな時代があったんだな」と面白く感じるかもしれない。各世代で感じることは違うと思いますので、それぞれの見方で楽しんでいただければうれしいですね。
このストーリーは万博が背景になっていますが、女性の進出がテーマ。まだ男尊女卑が根強かった時代、女性が社会進出するのは本当に困難だったはず。女性たちがどれだけ頑張ったのか、ぜひそういう部分も見ていただきたいですね。