斎藤工出演『こどもディレクター』水曜プラチナイト枠で4.3スタート!
■斎藤工 コメント
――斎藤さんが出演してきた『こどもディレクター』が、4月からレギュラーになることが決まりました。心境をお聞かせください。
ドラマや映画の主人公をただ見守るというより、他人の家族のことが、気がつくと自分の家族の物語につながっている番組だと感じています。番組を見ている中で、“すごく遠かったところから、一番近いところまで距離が近づいてくる”、不思議な感覚を毎回スタジオで味わっています。半径数メートルの世界にこそ本当のドラマがあるということを教えてもらいました。そのぬくもりを大事に、多くの視聴者に、こどもディレクターとしてこれから参加して育っていってほしいなと思っています。
――こどもディレクターで撮る映像をどう感じていますか?
こどもディレクター(=カメラを渡して撮影してくれた人)が、アングルを意識してディレクションしている時と、据え置いてカメラの存在を忘れる時があって。カメラを覗いて撮影したけれど、お父さんお母さんから思ったものが出てこなくて、こどもも踏み込めなかったからこそ、据え置いて自分が対話し、絵の中に入り込む、忘れるっていう。“意識した無意識”というアングルは、僕が経験した中ではなかったな、と。どこか、「ディレクター」という言葉の重みを感じて、踏み込んだ世界を撮っているなというのを感じますね。
――この番組の魅力を、ひとことで表すと?
新食感、ナタデココが出てきた時みたいな(笑)。「なんだこの感触!」っていう番組なんじゃないかなと思いますね。出会いたかったドラマがある。気がついたら、“出会いたかった自分ごとのドラマに浸かっている”、そういう番組だと思います。
――この番組の特徴は?
最初はキッズ層がカメラを持つイメージをしていたのですが、何世代にもわたってこどもディレクターが連鎖していくことがあるんです。こどもディレクターという番組を経由することで一生聞けなかったかもしれない質問が出来ると感じて、被写体だったお父さんお母さんも、そのさらにお父さんお母さんに、(カメラを向けて)ずっと聞けなかったことが聞けるという連鎖。バトンの年齢が上がっていくところに、この番組に関わった人に起こる奇跡みたいなものを感じています。“最終回が無いドラマを見続けていたいな”と思う番組だと思います。