ジリアン・アンダーソン、第一子出産後10日で『X-ファイル』撮影に復帰していた
人気ドラマ『X-ファイル』で、FBI捜査官ダナ・スカリーを演じたジリアン・アンダーソン。当時、出産後10日で、撮影に復帰していたことが明らかになった。
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ジリアンは、『X-ファイル』でアシスタント・アート・ディレクターを務めたプロダクションデザイナーのクラウド・クロックとの間に長女パイパーを、マーク・グリフィスとの間に15歳のオスカーと17歳のフェリックスをもうけているが、長女パイパーは、『X-ファイル』を撮影していた1994年に出産したそうだ。
Peopleによると、現地時間4月3日、情報番組『トゥデイ』に出演したジリアンが、産後10日で『X-ファイル』の撮影に戻ったエピソードを振り返った。
「ファーストシーズンの最中に妊娠したことに罪悪感がなかったら、自分をもっと労わっていたと思う。当時自分が必要としていたことに対し、思慮を持てたはず。だけど、『クビにされるかもしれない、ダメにしちゃうかも、言われたことは何でもしよう』という考えに囚われていたと思う。だから、帝王切開から10日で撮影に戻った」と明かしたそうだ。
ジリアンは「今もこの問題について話し合っていますよね? とても興味深い。私の経験は30年も前のことなのに」と述べ、今もアメリカでは産休制度が整備されていないことを指摘。女性をエンパワーメントすることへの情熱を語ったという。
『X-ファイル』は、UFO、オカルト、未確認生物など、通常の捜査方法では解決できない事件に挑むFBI捜査官の活躍を描いたSFドラマシリーズ。1993年から2018年にかけてアメリカで放送され、社会現象を巻き起こすほどの人気を誇り、映画版も2本公開されている。