『虎に翼』“多岐川”滝藤賢一、家裁設立への“最後の仕上げ”に感動「愛に溢れてる」
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伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)の第11週「女子と小人は養い難し?」(第55回)が14日に放送され、多岐川(滝藤賢一)が、家庭裁判所の設立に向けた“最後の仕上げ”を行うと、ネット上には「朝から号泣」「愛に溢れてる」などの反響が寄せられた。
【写真】多岐川(滝藤賢一)の話を聞く寅子(伊藤沙莉)たち 『虎に翼』第55回場面カット
寅子(伊藤)は「東京少年少女保護連盟」のメンバーとして活動する弟・直明(三山凌輝)の力を借りて、家事審判所と少年審判所の合併を前へ進める。1月1日の家庭裁判所発足に向けて、年末を返上して準備に取りかかる寅子たち。
そして迎えた大晦日、寅子の家族も駆けつけて発足の準備は大詰めを迎える。明日から無事に家庭裁判所で仕事が始められると、安堵の笑顔を浮かべる一同。するとそこへ「最後の仕上げだ」と言いながら、多岐川が額に入れられた1枚の絵を持ってきて壁に飾る。その絵には、大きな手からチョコレートを受け取る小さな手が描かれていた。
多岐川はその絵について、判事として闇市の食料を拒否し、栄養失調で亡くなった花岡(岩田剛典)の妻・奈津子(古畑奈和)が描いた絵だと説明。多岐川は「法律っちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が幸せになるためにあるんだよ」と言い、亡くなった花岡を思いながら「法を司る我々は、彼の死を非難して、怒り続けねばならん」と訴えて目を潤ませる。
寅子がかつて花岡の“子どもたちのために”と手渡したチョコレートについて描かれた1枚の絵画。それを飾る多岐川の熱い思いが明らかになると、ネット上には「胸がぐっと来ました」「チョコレートの絵に感涙」「朝から号泣」といった声や「多岐川さんむっちゃ真っ当な人やん…」「チョビ髭おじさんアツいな」「多岐川さんの言葉、深いし愛に溢れてる かっこいい」などのコメントが相次いだ。