二宮和也&小松菜奈、カンヌのレッドカーペットに初登場! 『8番出口』世界初お披露目で喝采

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映画『8番出口』が、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ミッドナイト・スクリーニング」へ正式招待され、世界初お披露目。主演の二宮和也、共演の小松菜奈、川村元気監督が現地のレッドカーペットに登場した。
【写真】二宮和也&小松菜奈、カンヌのレッドカーペットに初登場!
本作は、累計170万ダウンロード超の世界的大ヒットを記録したゲーム『8番出口』の実写映画化。二宮和也が主演し、河内大和、小松菜奈が共演、川村元気が監督・脚本を務める。
現地時間5月19日0時30分、「ミッドナイト・スクリーニング」部門での公式上映が、映画祭のメイン劇場である「Grand Theatre Lumiere(グランドシアター・リュミエール)」にて行われた。
上映前には、本作が初のカンヌ国際映画祭参加となる二宮と小松、そして2023年の『怪物』以来の2年ぶり、監督としては初のカンヌ参加となる川村監督、さらに脚本家の平瀬謙太朗が、映画祭メイン会場の前に敷かれた、深夜の暗闇の中で強烈な存在感を放つレッドカーペットに登場。二宮はタキシード、小松は大胆なシースルーの黒のロングドレスに身を包み、川村監督やスタッフと共に笑顔で手を振りながら歩いた。多くのカメラマンからフラッシュと歓声を浴び、鮮烈なカンヌのレッドカーペットデビューを飾った。
いよいよ始まる公式上映を前に、二宮は「『8番出口』に携わる方々の喜ぶ姿が見られたのは嬉しかったです。作品を通して考えたことや、演じる上で、台本に書いてあることを立体化することに時間がかかったり、色々なことがありましたが、周りの皆さんの顔を見ていると頑張ってよかったなと思います。とにかく今夜はお祭り騒ぎしたいですね! 評判が直にくると思うので、厳しい現実が待っているかもしれませんが、それも含めてみんなでどきどき・そわそわできるのはここでしか味わえない体験だなと思います」とコメント。
小松は「先ほど、ホテルでもいまから映画を観に行きそうな方たちをたくさん見かけて、盛り上がっている雰囲気を肌で感じています。映画『8番出口』がカンヌでスタートを切れる喜びと、この時間を思う存分に楽しみたいという気持ちでいっぱいです」と語り、場内へと足を運んだ。
男女問わず幅広い層の映画ファンが本作の上映を待ち望んでおり、熱気に包まれた会場内。全2300席のチケットは完売し、深夜にも関わらず会場は超満員となった。そんな中、二宮や小松、川村監督が入場すると、観客は立ち上がり、拍手でお出迎え。そして、ついに上映がスタート。
本編が終了し、エンドロールが流れ始めると、場内がまだ暗いにも関わらず、再び拍手が。そして、音楽が完全に鳴り止んだ瞬間、2300人総立ちのスタンディングオベーションが巻き起こった。その分数、奇しくも8分間。会場の全員が一つになったような驚きの光景に、二宮は笑顔で端から端の観客に手を大きく振り続け、小松は瞳を潤ませながら、川村監督は「Merci beaucoup!(ありがとう!)」と、全身全霊で応えた。
公式上映を無事に終えた面々は「よかったね~!」と満面の笑顔で拍手。二宮は「カンヌの皆さんに温かく受け入れてもらえて良かったです。海外で映画を観るのは初めなので貴重な経験ができましたし、何よりいい思い出になりました」と喜びを明かした。
小松は「上映前から拍手で盛り上げてくれた観客の皆さんと、最初から最後まで同じ空間で一緒に映画が観られたことはとても意味のあることですし、真剣に作品に向き合ってきて良かったなという報われた気持ちと、そんな作品に携わったみなさんと一緒に過ごせて胸が熱くなりました」と感激の様子。
そして、川村監督は「上映終了後の拍手がたまらなかったです。このために映画作っているのだなあ、という気持ちになりました」と万感の思いを語った。
映画『8番出口』は、8月29日公開。