萩原利久、ドラマ『殺した夫が帰ってきました』で山下美月演じる主人公に“殺され、再び現れる”夫に! 特報も解禁
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■鈴倉和希役/萩原利久
――本作のオファーを受けた際のお気持ちをお聞かせください。
シンプルにとてもうれしかったです。お話をいただいてすぐに原作を読ませていただき、寝る前に読み始めて、面白くてやめられず、そのまま朝になっていました。その段階でかなり難しい役だと想像できましたが、挑戦したいと強く思いました。
――脚本を読んでの感想をお聞かせください。
全6話の中で、いわゆる前編と後編のような分かれ方をしている脚本だと感じました。実際に撮影をしてみても、前半と後半でやっていることも何もかも違っていて。その違いを、撮影していく中で面白く着色できたらと思いました。
――“殺された夫”である和希という人物をどんな人物だととらえていますか? 演じる上で心掛けたこと、難しかったことなどを教えてください。
和希には“DV夫”という、気性の荒い絶対的なキャラクターがありますが、僕が主に演じているのは記憶を失くしてからの現在の和希。だからどちらかというと現在の姿で和希のキャラクターをとらえて、茉菜と再会した時から和希という人が少しずつ出来ていくイメージで、かなりフラットに演じました。タイトル通り“殺した夫”なので、クリーンな人物に見える必要もない。演じる上で、サスペンスとしての見せ方と和希のリアルな見え方とのギャップのちょうどいい塩梅を探ることが難しかったです。
――山下美月さんとは三度目の共演となります。改めて、どのような印象をお持ちですか。
初めての共演は5年前。その時は高校生とAIの女の子、今回は殺された夫と殺した妻という、特殊設定での共演が続いていて(笑)。だから山下さんとの共演シーンは、重い会話や難しい局面が多いのですが、ご本人はすごく明るくてたくさん笑う方で、シリアスなシーンの撮影でも、直前まで話していて、本番に入る瞬間すっと役に入れるのが、いつ見てもすごいなと尊敬しています。
――視聴者の皆様、楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いします。
この作品を表す言葉として「殺した夫が帰ってきました」以上にぴったりなものはないなと思っていて。一見よく分からないタイトルだし、でもそれが起こるという意味で、「普通の話」であるわけがありません。だからこそ、ドラマの中での2人の会話や起こる出来事は、予想外のものが続きます。考えながら見てもらうのも、シンプルにこのひねったタイトルを受け取って見ていただくのも、どちらも楽しめると思います。初めから最後まで、さまざまなところが互いに作用し、すべてがつながっていくので、1話から最終話まで、できるだけ画面だけに集中できる環境で見てほしいです。