山下美月、美容に関する資格に挑戦「会社を作ったりすることも一つの夢」/『成瀬は天下を取りにいく』インタビュー
全力で我が道を突き進む主人公・成瀬あかりの姿が読者を魅了した本屋大賞受賞の話題作『成瀬は天下を取りにいく』が舞台化、7月4日の東京・サンシャイン劇場を皮切りに上演される。成瀬を演じるのは、初の単独主演舞台となる山下美月。「成瀬を誰かに渡したくない」と強い思いで本作に挑むことを決めた彼女に、上演を控える意気込みや、“成瀬のような行動力”で資格試験のエピソード、友人・浜辺美波の話題などを語ってもらった。
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◆「成瀬を誰かに渡したくない」――ベストセラー舞台化での主演に意欲
――出演のオファーを受けた経緯を教えてください。
山下:自分自身と役が似ているとか共通点が多いということではなく、原作の成瀬がすごく格好良くて「この役をやってみたい」「成瀬を誰かに渡したくない」と率直に思いました。成瀬が知らず知らずのうちにいろんな人を救っていくところは、自分のやりたいことと一致しているなと思って。この作品を通して、自分もそれを舞台上で表現することによって誰かを救いたいと強く感じたんです。
舞台『成瀬は天下を取りにいく』メインビジュアル (C)松竹
――役作りについてはどのように考えていますか。
山下:私は14歳で芸能界のお仕事を始めて、今は26歳。社会性を求められる年齢になってきました。学生時代から世間体を気にしたり、周りの目を気にしたりしてきていたので、やりたいこともたくさんさせていただいていますが、自分の仕事に対価をいただいているからこそ、自分の行動を勝手に正してしまうようなところがあったんです。成瀬は、いい意味でそういうところを気にしていないんですよね。嘘をつかずに生きているところが自分に足りない部分だなと思ったので、そんな成瀬の良さを、人の目を気にせずに大胆に演じることを楽しみにしています。
――成瀬に共感するところや、違うけれど見習いたいと思うところはありますか。
山下:私は、モデルだったりお芝居だったりバラエティだったり、いろんなところに出させていただいて、どれかがものすごく突出してできるというわけじゃないけど、いろんなことをやらせていただくことによって誰かから必要とされたいという気持ちがあるので、そこは成瀬と似ている点なのかなと思います。
違うけど見習いたいのは、意思を曲げないところですかね。「200歳まで生きる」なんて言えるのは、きっと成瀬ぐらいだと思います(笑)。私は200歳まで生きたいと思ったとしても、心の中で自分の目標を立てるだけで、口にしたら変だと思われてしまうかなと考えちゃう。他人の評価よりも自分自身の気持ちを大切にしているという部分が素晴らしいなと思います。

――山下さん自身は学生時代、どんなことに打ち込んでいましたか?
山下:学校ではあまりスポーツが得意ではなくて、どちらかというと勉強の方を頑張っていました。すごく頭がいいというわけではないんですけど、高校生になると小テストの結果が毎日張り出されていたので、「あの人には絶対負けない」と競い合ったりはしていましたね。芸能活動もしながらだったので、中学の時は芸能事務所に入ったタイミングで部活動も途中でやめてしまって、高校2年のタイミングでは乃木坂46に入ったこともあって、学校で一貫してできたことが記憶の中にあまりないんですけど、いろんなことに手を出していました。
――やり直せるなら、学生時代にやってみたかったことはありますか?
山下:高校の時、お仕事があって修学旅行にも行けなかったし、卒業式にも出られなかったんですよ。卒業アルバムの写真を撮る日も行けなくて、CM撮影中の自撮りを学校に送ったらそれが卒業アルバムになってしまったので、それを撮り直したいです(笑)。
◆資格取得に邁進「いつか会社を作ることも夢」
【公演概要】
『成瀬は天下を取りにいく』
7月4日~12日:東京・サンシャイン劇場
7月16日~26日:京都・南座
7月28日・29日:滋賀・大津市民会館 大ホール
◆出演
山下美月
藤野涼子
山崎静代
ISSEI
明星真由美
千賀由紀子
櫻井淳子
小林大介
黒田篤臣
アサヌマ理紗
青山美郷
中川大喜
段隆作
中村守里
天宮良
田畑智子
◆原作
宮島未奈
『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)
『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)
◆脚本・演出
G2
◆音楽
かみむら周平
【公式サイト】https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/naruse_2607s/
