『レンタル・ファミリー』来年日本公開決定 オスカー俳優ブレンダン・フレイザーと平岳大、山本真理、柄本明ら共演

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日本人監督のHIKARIがメガホンをとり、日本を舞台としたブレンダン・フレイザー主演映画『Rental Family』(原題)が、邦題を『レンタル・ファミリー』として2026年に日本公開されることが決定。さらに、第50回トロント国際映画祭でのワールドプレミアの開催が発表され、場面写真も到着した。
【写真】ブレンダン・フレイザーが272キロの巨漢になりきった『ザ・ホエール』場面写真
監督を務めるのは、長編デビュー作『37セカンズ』(2019)で第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞、国際アートシアター連盟賞を受賞し、『Beef/ビーフ』『TOKYO VICE』などを手掛けてきた日本人監督のHIKARI。『37セカンズ』に続く長編2作目にして、サーチライト・ピクチャーズとタッグを組み、日本を舞台にしたオリジナル作品を世界に送り出す。
主演は、『ザ・ホエール』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザー。オスカー後の次回作として本作を選び、日本に長期滞在しながら日本を見つめ続けた。共演には平岳大、山本真理、柄本明ら。
今回、ワールドプレミアの場として選ばれたトロント国際映画祭は、この10年、観客賞受賞作品がその後の賞レースを席巻することでも知られている。過去にアカデミー賞(R)作品賞を受賞した『ノマドランド』『グリーンブック』のほか、『ラ・ラ・ランド』『スリー・ビルボード』『ジョジョ・ラビット』といった多くの傑作がトロントから旅立っている。
そして、米時間7月31日、トロント映画祭でHIKARI監督の2025年度Emerging Talent Award受賞が決定。今最も注目されるクリエーターに贈られる本賞の受賞で、名実ともに世界が注目する映画監督に名を連ねることになった。第50回トロント国際映画祭は、現地時間9月4~14日開催される。
場面写真には、フレイザー演じる東京で暮らす落ちぶれた俳優フィリップが、日本の駅のホームで偶然目の前に居合わせた赤ちゃんに優しくほほ笑む姿が映し出されており、自然体で東京の風景に溶け込んでいる様子がうかがえる。フィリップはどうして、日本のレンタル家族会社に関わることになったのか? 他人の人生の中で“仮の”役割を演じることで、思いがけず発見していく生きる喜びとは―?
映画『レンタル・ファミリー』は、2026年公開。