『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり出演 家族を想う優しさに満ちた本予告解禁!

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柴咲コウが主演し、オダギリジョー、満島ひかりが共演する映画『兄を持ち運べるサイズに』より、家族を想う優しさに満ちた本予告が解禁された。
【動画】もう一度、家族をやり直す4日間がはじまる 『兄を持ち運べるサイズに』予告編
本作は、作家・村井理子が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ『兄の終い』をもとに、中野量太監督が脚本・監督を務めて映画化。絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる、家族のてんてこまいな4日間を描く。
主演は、マイペースで自分勝手な兄に幼いころから振り回されてきた主人公・理子役の柴咲コウ。共演には、家族を翻弄する映画史上稀に見る“ダメ兄”を演じるオダギリジョー、兄と一時は夫婦でありながらも離婚した元妻・加奈子役の満島ひかり、両親の離婚後は母と暮らす娘・満里奈役の青山姫乃、そして最後まで兄と暮らした息子・良一役の味元耀大が名を連ねる。
なお本作は、9月17日~9月26日に韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のOPEN CINEMA部門に正式出品が決定している。映画祭のレッドカーペットセレモニーには、主演の柴咲が参加する予定だ。
このたび解禁された予告編は、母の葬儀中、人目もはばからず「かぁーちゃん」と泣き叫びながら木魚を叩き続ける兄の姿から始まる。そんな「大嫌いだった兄」を冷ややかな目で見つめる主人公・理子。いびつな兄妹関係が、この葬儀のワンシーンだけでも浮き彫りとなっている。
そして「突然兄が死んだ」という驚きの急展開。<ダメ兄>の急死をきっかけに集まったのは、妹、元妻、娘と息子の4人。兄と息子が暮らしていた散らかり放題の家を掃除していく中で、理子は幼少時代の写真や、壊れてしまった家族の写真を大切に飾っていた兄の姿に少なからず心を揺さぶられる。
「身勝手で落ち着きがなく、一人では生きられない人だった」うえに、多額の借金を抱えたことで離婚した兄。同じように迷惑を被ったはずの元妻から「理子ちゃんには、あの人の知らないところがあるのかなって思っちゃった」と言われ、理子は思わず「じゃ、教えてよ」と言い返してしまう。
兄には、家族だからこそ言えなかったことがあったのだろうか…。「ねぇ兄ちゃん、最後に一つだけ聞いていい?」。理子が最後に、聞きたかった言葉とは? 亡くなった兄の「理子はこの先も生きていくんだから、自分で答えを出さないと」という言葉に秘められた思いとは?
また、本ビジュアルは、家族が兄のパネルを運ぶという、タイトルをそのまま体現したデザインとなっている。ティザービジュアルは軽やかな黄色に彩られていたが、ここではある建物から兄を持ち運んでいる背景に変わっている。兄の急死をきっかけに、個々が“家族”を見つめ直す4日間の始まりを感じさせる。
映画『兄を持ち運べるサイズに』は、11月28日より全国公開。