吉高由里子主演『シャイニングな女たち』、さとうほなみ、桜井日奈子、山口紗弥加ら共演キャスト発表

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吉高由里子主演、蓬莱竜太作・演出による舞台パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』に、さとうほなみ、桜井日奈子、山口紗弥加らが出演することが発表された。
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日常に潜む人間の葛藤や矛盾を丁寧に掬い取り、鋭い視点の中にユーモアを織り交ぜる作風で多くの観客の共感を呼んできた蓬莱竜太が書き下ろす最新作は、現代と過去を行き来しながら描かれる女性たちの物語を軸に、人間関係のもつれやSNS時代に生きる現代人の姿を浮き彫りにする女性たちの群像劇。一人の女性の死をきっかけに浮かび上がる記憶の齟齬(そご)が、美しかったはずの思い出を歪ませていく――現代社会に潜む矛盾や孤独を、繊細かつ圧倒的な筆致で描く。
金田海(吉高由里子)は、社会人として働く傍ら、他人の告別式に紛れ込み、ビュッフェを食べて帰るという行為を繰り返していた。ある日、入り込んだ告別式の会場で、金田は偶然見覚えのある顔ぶれに出会う。それは、かつて自分がキャプテンを務めていた大学時代の女子フットサル部の仲間たち。親友の山形圭子(さとうほなみ)、そして敵視していた顧問・川越瑞希(山口紗弥加)の姿まであった。さらに遺影には、同じピッチに立っていた後輩・白澤喜美(桜井日奈子)の姿。
「私はなぜ呼ばれていないのか」。告別式会場と、輝いていた大学時代が交錯していく。その輝きは、本当に輝きだったのか――。
主演を務めるのは、昨年の大河ドラマ『光る君へ』でも高い評価を受け、かねてより蓬莱作品への出演を熱望してきた吉高由里子。大河ドラマ終了後の初の作品となる本作で、吉高がどのような表情をPARCO劇場という密な空間で魅せるのか期待が高まる。
このたび、キャストが発表された。主人公の大学時代の女子フットサル部仲間で親友役には、アーティスト活動のみならず俳優としても確かなキャリアを積み重ね、独自の存在感を放つさとうほなみ。控えめな性格でSNSに自身の孤独を書き連ねていた後輩役には、映像作品にとどまらず近年舞台でも活躍、透明感と繊細さの中にも親しみやすさを感じさせる桜井日奈子。厳しさの裏に葛藤を抱えている女子フットサル部の顧問には、確かな実力でシリアスからコメディまで演じ分け、舞台、映画、ドラマと幅広く活躍する山口紗弥加。さらに小野寺ずる、羽瀬川なぎ、李そじん、名村辰ら実力派キャストが顔をそろえる。
パルコ・プロデュース2025『シャイニングな女たち』は、PARCO劇場にて12月7日~28日、森ノ宮ピロティホールにて2026年1月9日~13日、福岡市民ホール 中ホールにて同年1月16日~18日、サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホールにて同年1月24日、Niterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて同年1月29日上演。