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北川景子、ほぼすっぴんで熱演! 『ナイトフラワー』森田望智&佐久間大介&渋谷龍太も集結の撮影現場レポート

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映画『ナイトフラワー』メイキング写真
映画『ナイトフラワー』メイキング写真(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会

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北川景子

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SUPER BEAVER

渋川清彦

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内田英治

 日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』(2020)の内田英治監督が新たに手掛ける最新作『ナイトフラワー』(11月28日公開)。監督自ら『ミッドナイトスワン』に続く“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、2人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマンサスペンスだ。この度、主人公を演じる北川景子、共演の森田望智、Snow Manの佐久間大介、そして本作で俳優デビューを飾るSUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太が集結した内田組の現場レポートと、笑顔あふれる撮影風景を収めたメイキング写真が到着した。

【写真】“裂傷メイク”が痛々しいさっくんも 『ナイトフラワー』メイキング写真

■全編ほぼすっぴんで演じた北川景子 ネイティブ関西人ならではのリアリティも

 トランスジェンダーの主人公と少女の絆を描いた感動作『ミッドナイトスワン』から5年。内田英治が原案・脚本・監督を手掛けた渾身のオリジナル作品の撮影が、2024年11月下旬から約1ヵ月間、関東近郊を中心にオールロケで行われた。

 生活に困窮し、子供のためにドラッグの売人になることを決意する主人公・夏希を演じる北川は、全編ほぼすっぴん。白く化粧っけのない肌に、青く染めた髪。恰好もいたってカジュアルで、“身なりなんかに構ってられない”ギリギリの生活感がひしひしと伝わってくる。子役の渡瀬結美(小春役)と加藤侑大(小太郎役)とは、撮影前のエチュードで仲を深めたようで、序盤から2人は北川に懐いていた。

 そんな家族の1シーンから撮影が始まると、朝から元気に走り回る小太郎を「ねむた…」と気だるそうにあしらう夏希。美しい横顔には日々の疲労の蓄積がにじむが、小太郎を黙らせようとガバッと抱きしめる姿には、我が子への愛情があふれている。その後早口の関西弁で子供たちをせかし自転車に乗せる芝居などが続くが、時には細かいアドリブも織り交ぜる北川のナチュラルさは想像以上。ちなみに夏希が話す関西弁は、関西弁の中で最もノーマルとされる“摂津弁”なのだが、撮影前に北川から「どこの方言にしますか?」と製作陣に質問があったそうで、さすがはネイティブ関西人の北川ならではの着眼点だ。「お前は王将の回しもんか!」と絶妙な間合いで入れるツッコミなど、北川の“関西グルーヴ”が夏希に与えるリアリティは計り知れない。

■森田望智とシスターフッドを鮮やかに体現

 ドラッグの売人という危険な世界に足を踏み入れる夏希に手を差し伸べ、ボディガードとして手を組む多摩恵を演じるのは、演じる役柄ごとに全く異なる顔を見せる実力派俳優の森田望智。北川と森田の関係性は本作の重要なポイントとなるが、内田監督の意向により、あえて2人は撮影初日まで会わないでいたという。

 初日は、サトウ(渋谷龍太)の手下にボコられた夏希を成り行きで家まで送り、傷の手当をしてやる多摩恵といった順撮りに近いシークエンスだったが、初対面にして初共演とは思えないほどに2人の間には親密な空気が流れる。その後、小春が作ったオムライスをがつがつと頬張る多摩恵は、休みなく食べ続け見事完食! 思わず「大丈夫ですか?」と声をかけるスタッフに、「大丈夫です~! 早く食べ終えられて良かった(笑)」と多摩恵とは180度違うキュートな雰囲気で答えていた。

 また、夏希が多摩恵に「家族になってほしい」とどしゃ降りの中懇願するシーンでは、2人の熱演に涙するスタッフも。12月末の雨降らしは過酷以外の何ものでもなかったが、ずぶ濡れになりながら「子供たちに未来見せてやりたいねん!」という夏希の魂の叫びを、全身で受け止める多摩恵。カットがかかった瞬間笑い合いながら抱き合う2人の姿は、孤独な女たちのシスターフッドを鮮やかに体現していた。

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アイドルオーラを封印した佐久間大介&俳優デビュー作で怪演を見せる渋谷龍太

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