井上芳雄、奈緒、上白石萌歌らのコメント到着! 舞台『大地の子』ビジュアル完成
関連 :
■井上芳雄
今日は、思っていた以上に、陸一心役の心情を表現する撮影となりました。『大地の子』はすでに始まっているんだ、という思いを強くしました。
栗山さんと何作品もご一緒させていただいて、たくさんのことを教えてもらいました。栗山さんが、今の日本でやる意味がある演劇をやるべきだ、演劇は今の時代と繋がってるのだ、ということを前からおっしゃっています。
まさに『大地の子』は、今の時代に必要な、そして演劇としてお伝えするにふさわしい大切な物語だと思っていますので、全力で気持ちを込めて演じたいです。これから稽古が始まって、ドキドキすることも増えてくると思いますが、皆さまにお届けできることをとても幸せに思っています。明治座でお待ちしております。
■奈緒
1人での撮影だったのでまだ皆さんとお会いできていませんが、(今日の撮影で)1人ということが、あつ子の役としては、とても良いスタートなんじゃないかなと思っています。きっと、あつ子自身が抱えていた孤独と向き合う稽古になると思いますので。今日撮ったポスターも含めてどういったものが出来上がるのか、手に届くのを楽しみにしています。
(前回の作品で)栗山民也さんが、舞台の上で悩んでほしい、迷ってほしい、初めて聞く声を聞きたいんだと、仰っていたのを今でもすごく鮮明に覚えています。今回も稽古場含めて本番までたくさんの新しい声と自分自身も出会えるように、栗山さんにも新しい私を見ていただけるように頑張りたいなと思っています。
■上白石萌歌
お話をいただいてから今日までずっと『大地の子』のことを考え続けていたんです。今日、役の衣裳に袖を通してカメラの前に立って、役の気持ちを想像することで、自分はこの作品に携わる時が来たんだな、という実感がふつふつと湧いてきました。早く皆さんと顔を合わせてお稽古がしたいなという気持ちでいっぱいになりました。
栗山民也さんの演出を再び受けられるということにすごく喜びを感じています。山崎豊子さんの『大地の子』というとても大きな名作を、時代を越えて形を変えて体現する機会をいただけたことに、身も心も引き締まる思いでいっぱいです。プレッシャーもたくさんありますが、何より栗山さんの言葉を信じて、役を生きることができたらいいな、と思っています。
■山西惇
いよいよ始まるんだなという感じですね。ものもすごい大作になると思うので、緊張感で今いっぱいです。ドラマも見ていますし、原作も読み返しました。自分の演じさせていただく役柄が愛に溢れている、お父さんの役なので、是非演じさせていただきたいなと思いました。
栗山民也さんとはもう10年以上のお付き合いなんですけども、最も信頼している演出家と言ってもいい方です。(脚本の)マキノさんに関しても同世代で、ずっと関西の小劇場から頑張ってやってきた仲間です。マキノさんと栗山さんですから人間ドラマとして、エンターテイメントとしてもとても楽しめる作品になると思いますので、期待していただければと思います。
■益岡徹
お客様の前で演じるにはまだ半年ほどある時期の、ポスター撮影という機会に、少しこの役が始まったような実感を持ちました。
『大地の子』は、30年前にテレビドラマで、私が40歳になるかならないかくらいの頃に毎週感動しながら見ていたんですけれど、見たものは生々しく残っています。原作も素晴らしかったです。今回、舞台で栗山さん、マキノさん、井上さんたち共演の方と素晴らしい舞台を作れるんじゃないかととても楽しみにしています。中国大陸を舞台に、戦争がもたらした、残留孤児の物語を、その思いを、これから見ていただくお客様にもお届けしたいと願っています。