2027年大河『逆賊の幕臣』勝海舟役に大沢たかおが決定! 松坂桃李演じる主人公の同志でありライバルに

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松坂桃李が主演を務める2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』(NHK総合ほか)に、大沢たかおの出演が決定した。主人公・小栗と最も対極にいながら最も理解し合ったライバル、勝海舟役を演じる。
【写真】主演・松坂桃李が演じるのは“逆賊”小栗忠順
大河ドラマ第66作となる本作は、幕末を舞台に、忘れられた歴史の“敗者”=幕臣の知られざる活躍を描くエンターテインメント。幕府を倒した側ではなく、幕臣の側から幕末史を描く。
万延元(1860)年。小栗忠順(松坂)は、日本初の遣米使節団の中核として米艦ポーハタン号に迎えられ、大海原に乗り出す栄誉を得ていた。一方、日本の軍艦として随行する咸臨丸の勝海舟は、体調不良で船室から出ることができず、米軍士官に指揮権を譲渡するという屈辱に震えていた。だが後世、偉業として語り継がれているのは「咸臨丸」の方だ。なぜなら小栗は、明治新政府に「逆賊」と見なされ、歴史の闇に葬られたからである――。
このたび、大沢たかおが勝海舟役を演じることが発表された。海舟は、「幕臣」とは名ばかりな無役の貧乏旗本出身。苦労しながら蘭学を身につけ、今に名高い「咸臨丸」艦長として太平洋横断を成し遂げる。しかしそれは、小栗たちが率いる幕府初の遣米使節団に随行してのことだった。
叩き上げならではの大胆さでハッタリもかまし、西郷隆盛ら英傑とも交わりつつ幕府内で浮き沈みを繰り返すが、最後には「江戸無血開城の英雄」として名を残す。エリートの小栗とは圧倒的な身分の差があったが、開明派同士で時に手を組み、西洋列強の脅威に立ち向かう。だが、やがてその道は大きく分かれていく。
大沢は「激動の時代に、何を信じ、どう未来へ希望の橋をかけるのか。その問いは、今を生きる私たちにも通じるのではないかと感じています。海舟が抱き続けた信念と向き合い、心を込めて演じていきたいと思います」と意気込みを語った。
主演の松坂は大沢との共演について、「小栗にとって、同志でありライバル的な存在でもある勝海舟を、どのように見せてくださるのか、今から楽しみで仕方ありません。お互いの存在や考えを感じつつ演じていければと思っています。大沢さんと共に『逆賊の幕臣』を創り上げていけることを誇りに思います」と期待を寄せた。
大河ドラマ『逆賊の幕臣』は、NHK総合ほかにて2027年1月より放送予定。
※大沢たかお、松坂桃李らのコメント全文は以下の通り。