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多部未華子、夫のDVに苦しむ役で大切にしたことは「痛々しく見せること」

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多部未華子、『連続ドラマW シャドウワーク』完成報告会に登場
多部未華子、『連続ドラマW シャドウワーク』完成報告会に登場 クランクイン!

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 多部未華子が17日、自身が主演を務める『連続ドラマW シャドウワーク』の完成報告会に、共演者の桜井ユキ、川⻄拓実(JO1)、石田ひかり、寺島しのぶと共に出席。DV被害者を演じる上で意識したことなどを明かした。

【写真】美しいブラックコーデで登場した多部未華子

 本作は、江戸川乱歩賞作家・佐野広実による2022年刊行の同名小説が原作。夫からのドメスティック・バイオレンスの被害に苦しむ妻たちが、絶望の果てで生きるためにたどり着いた“究極のシスターフッド”を描くミステリーだ。

 夫からの壮絶なDVの末、DV被害者の女性たちが集う江ノ島のシェアハウスにたどり着く主人公・紀子役を演じる多部。ハードな描写も多く「こういう目に合っている方が実際にいらっしゃるのかと。はじめは信じられませんでした」と驚きを明かし、そのシーンの撮影については「不謹慎かもしれませんが、痛々しく見せることを大切にしました。そうしないと今後のシーンに繋がらないと思ったので、スタッフの皆さんとたくさん話し合って。その結果、とても痛々しいシーンになったのではないかと思います」と自信を見せた。

 作品のテーマ上、シリアスなシーンも多い本作。しかし、撮影の裏はとても和気あいあいとしていたようで「とにかく楽しい現場すぎて、キャストもスタッフもステキな方たちばかり。演じることには苦しい葛藤がありながらも、現場はとても楽しい時間を過ごさせてもらいました」と笑顔で語る。

 雰囲気の切り替えは、寺島の一声がきっかけになっていたそう。「楽しい話をしている時に作品の話を振ると、急に雰囲気がピシッと締まる瞬間がありました」と、その切り替え方に尊敬の念を抱いたとも明かした。

 その寺島は、本作について「今この時代、性被害や動物虐待、幼児虐待など、弱い人間を強いと思われる者に踏みにじられてしまう。実際にそんな事件が起こっていますよね。このドラマはフィクションですが、弱者を強者が踏みつぶしそうになると、強者はどういうことになるのかという“忠告”になると思います。もちろんフィクションですが、少しでも怖いと思ってほしい。警察に対して“(犯罪を)泳がせていないで、早く捕まえなさいよ”と、演じながらそんなことを思っていました」と、物語ではあるが、リアルに当てはめて見てほしいとアピールする。

 それを受けて、多部は「この作品は、傷を負った女性たちが自分や周りを信じて、一筋の希望と、勇気と、決意を持って人生を切り開き変えていく物語です。ドラマを見て、DVを受けている方だけでなく、困難な思いをしている方の、何かの救うきっかけになる作品になればいいなと思いますし、ただエンタメとして楽しんでほしいという思いもあります」と視聴者にメッセージを送っていた。

 『連続ドラマW シャドウワーク』は、WOWOWにて11月23日より放送・配信スタート。

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