来年大河『豊臣兄弟!』今川義元役に大鶴義丹、足利義昭役に尾上右近が決定! 戦国時代盛り上げる11名発表
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仲野太賀が主演する2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合ほか)の追加キャストが発表。今川義元役に大鶴義丹、足利義昭役に尾上右近が決定した。
【写真】運命を変える出会いの数々――! 『豊臣兄弟!』追加キャストをイッキ見
東海道の広大な地域を支配する駿河の戦国大名・今川義元に大鶴義丹。教養に富み、領地をよく治め、軍事的手腕にも優れていたことから、のちに“海道一の弓取り”と称される。大軍を率いて尾張国東部をめぐる織田信長との戦いに臨む。
大鶴はオファーを受けた際の気持ちを「私の生まれ育った東京都杉並区には、『今川』という地名があり、それは今川義元の子孫が、領主であったことは、地元では有名は話で、また『義元』→『義丹』と言う名前の形が、かなり似ていることに、思わず、スピリチュアルなものを感じました。笑」と振り返る。また演じてみての感想として「202年大河ドラマ、今川義元役を拝命しました、大鶴義丹です。公家趣味の不運の将軍と、評されることが多かった今川義元ですが、近年の新たな研究では、激しい戦国時代のなか、当時としては、先進的な経済政策や統治を行っていたなど、彼の別の面が評価され始めていると聞きます。その彼の新たな表情を、ドラマにおいて表現できるようにと、心を込めて演じさせていただきました」とした。
数奇な運命に翻弄された、室町幕府最後の将軍・足利義昭には尾上右近。足利将軍家の再興を目指し、明智光秀を通じて信長に接近、上洛を持ちかける。
出演オファーを受けた際の気持ちを「義昭公は個性的で魅力に溢あふれている俳優さん方が演じられてきたお役ですので、自分も自分なりの個性というものを大切にした上でつとめたいと思いました」とした尾上。演じる意気込みとして「台本を読ませていただいた時、今までの義昭像に比べると、第一印象としてとても人間味が溢れ、自分の意思で考える力に長け、将軍として政治に対する誠意と意欲に溢れた人物として描かれていると感じたので、光秀や信長、豊臣兄弟との関わりの中で生まれる感情や葛藤を丁寧に演じ、ご覧になる方に共感していただけるような義昭公を演じたいと思いました」と語った。
豊臣兄弟の姉・ともの夫、弥助(のちの三好吉房)には上川周作。小一郎たちが清須に家族を呼び寄せた後は、彼らを手伝い武士となる。ともとの間に、3人の男子をもうける。上川は「制作発表された時からずっと楽しみにしていた『豊臣兄弟!』に、まさか自分が出演できるとは思っていなかったので、お話をいただいた時は本当に驚き、とても嬉うれしかったです。弥助は、家族と時代の流れの狭間で葛藤しながら、そっと家族を支えていく人です。豊臣ファミリーの雰囲気を大切に、弥助の“父”としての姿を丁寧に演じていきたいなと思っています」とコメント。
豊臣兄弟の妹・あさひの夫、甚助(のちの副田吉成)には前原瑞樹。天真爛漫なあさひとは良き夫婦となる。弥助同様、小一郎たち行動を共にすることに。前原は「いつか、いつかご縁があるといいなと願っていた大河ドラマに、『豊臣兄弟!』で初めて出演できること、また豊臣兄弟の義兄弟として豊臣ファミリーの一員に参加できることを本当にうれしく思っています。乱世の戦国時代を生き抜くにはあまりに情けない人間ではございますが、どの時代にも様々な人がいたんだと思ってもらえるように精一杯生き抜きます。既に豊臣兄弟のお2人に助けられてばかりの撮影の日々ですが、豊臣家のために少しでも力になれるよう精一杯やっていけたらと思います。よろしくお願いいたします」とした。
木曽川での運送に携わる土豪・蜂須賀正勝は高橋努が演じる。美濃の要地・墨俣に砦の築城を命じられた豊臣兄弟は、正勝に協力を求める。高橋は「オファーを頂いて『おー! きたー! よっしゃー! やったー!』ってテンションが上がりました笑 豊臣には欠かせない人物、数々の先輩方が演じた役ですからプレッシャーが無いと言ったら嘘うそになりますが、私なりに多くの史実を調べ、本を読み、勉強して、正勝はある意味自由で居よう、その自由さが豊臣の力になるように、そう見えるよう現場で実行している最中でございます。どこまで自由なのか、所作は? 立ち居振舞いは? たたずまいは? 等々、日々熟考し、試して、共演者やスタッフとコミュニケーションを取りながらやっています。心と身体の荒々しさの反面、豊臣にどう仕えてきたのか? 役割、立ち位置、付き合い方、絡み方、そして信じる力が視聴者の皆様に時にはユニークさを交えてお伝えできればいいなと思っています」とした。
美濃の要衝・鵜沼城の城主・大沢次郎左衛門には松尾諭。小一郎たちから、織田方に寝返らないかと調略を受ける。つぶて打ちの名人。松尾は「『天地人』以来、実に17年ぶりの大河ドラマです。その時にはまだ高校生だった仲野太賀くんとも共演しているので、『豊臣兄弟!』のオファーを頂いた時は感慨深いものがありました。加えて彼には、拙著原作のドラマ『拾われた男』で僕自身を演じて頂きました縁もありますので、太賀くんが『豊臣兄弟!』の主演に決まったと聞いた時からオファーがあったらいいなと密かに思っていました。演じる大沢次郎左衛門は豪傑です。普段あまり演じる事のない役どころでやや戸惑いましたが、本作が少しでも素晴らしいものになるように、僕の中にある豪傑成分を総動員して臨みました」とコメント。
次郎左衛門の妻・篠には映美くらら。体が弱く、病の床に伏せりがちだが、夫とは深い絆で結ばれている。映美は「『べらぼう』撮影真っ只中での次作大河のお話、まさかと夢にも願っていない程のことで大変驚きました。そして率直にとても嬉うれしかったです!! 以前ご一緒したスタッフの方々と作品で再会できることは、役者としてこの上ない喜びです。『夫婦の深い絆』を物語の大切な核として反映したいと熱い想いを伺い、光栄かつ責任を感じましたが、夫・次郎左衛門役の松尾(諭)さんの勇ましい立ち姿やご本人の懐深いお人柄も相まって、妻・篠として気持ちのままに真っ直ぐに寄り添いました。物語を彩る1人となれていたら嬉しいです」とコメントした。
道三の時代から斎藤家に仕える美濃三人衆の1人・稲葉良通には嶋尾康史。跡目を継いだ龍興の才覚には疑問を抱いており……。嶋尾は「幼い頃から白球を追いかけ学業を怠った結果でしょうか 大河ドラマ出演 やったー! 稲葉良通 ん? 正直申し上げますと 稲葉良通という武将を全く知りませんでした。しかし色々と調べていくうちに 斎藤氏、織田氏、豊臣氏に仕えた 美濃三人衆の1人 中々な武将ではありませんか。その良通が入道して 名を一鉄と改めます。一説では頑固一鉄の言葉の 由来になったとか。そんな頑固者が時代と共に 主君を変え その都度悩み考え葛藤し波乱の戦国時代をどう生き抜いて行ったかを演じていけたらなと思っています。余談にはなりますが 良通眉毛にも注目して頂ければ 楽しんでもらえるのではないのかと」とした。
美濃三人衆の1人・氏家直元には河内大和。龍興とは折り合いが悪く、己の諫言かんげんが聞き入れられないことに危機感を抱く。河内は「俳優を始めた頃からの夢だった大河ドラマ出演。この貴重な機会に深く感謝しています。氏家直元という武将がもつ静かな胆力と誇りを、自分の身体と声で誠実に立ち上げたいと思っています。歴史の息づかいを感じながら、作品に力を添えられるよう全身全霊で臨みます」とコメント。
前野長康には渋谷謙人。正勝と義兄弟の契りを結ぶも、織田家に仕えたため疎遠に。豊臣兄弟から、正勝との橋渡しを頼まれる。「撮影に入る前、長康の生い立ちを知る為ため故郷である愛知・岐阜へ行き、墓や城などを巡りました。その際、墨俣城の館長さんたちが当時の事を言葉を選んで熱く説明してくれました。そういったこの作品に携わる全ての方の想いなども忘れず大切に演じたいと思います。現場に入ると、仲野太賀さんや池松壮亮さんをはじめスタッフの皆さんが温かく迎えてくれて、誰一人として仲間はずれにしないというまさに戦国時代のような意識を強く感じ、その雰囲気に感激しながら日々撮影しています。クランクイン前から殺陣の稽古に励んでいたので、義兄弟である高橋努さんとの殺陣のシーンなどは毎回刺激的で楽しく、今回、ドローンや鬼怒川でのロケなど絵としても見どころ沢山ですので、ぜひお楽しみください。撮影の日を増すごとに馴染んでいく甲冑や役柄、そして深まっていく関係性などを感じながら毎日大切に撮影に臨んでいます」とコメントした。
美濃三人衆の1人・安藤守就には田中哲司。小一郎・藤吉郎からの調略を受け、主君への忠義とのはざまで揺れることに。田中は「名だたる侍達が、熱く、そして儚はかなく生き抜く、最もドラマチックな時代。豊臣兄弟は正に、戦国時代の出世エンターテインメント作品です。そんな作品に参加できる事に、胸が高鳴ります。 僕が演じる安藤守就は、資料が少なく、手探りで演じていますが、逆にその分楽しんで自由にやらせてもらってます。 織田の家臣としての波瀾万丈な人生を、撮影で生き生きと駆け抜けて行けたらと思っています」とコメントを寄せた。
大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、NHK総合にて2026年1月4日より毎週日曜20時放送(初回15分拡大版)。
※プロデューサーコメント全文は以下の通り。

