舞台『ガチアクタ』原作コミックスコラボビジュアルなど3点が解禁 “ルド”今牧輝琉らインタビューも
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■ルド:今牧輝琉、エンジン役:立花裕大、ザンカ役:福澤侑、タムジー役:里中将道、リヨウ役:星波
──原作漫画を読んだ印象はいかがでしたでしょうか?
今牧:まず作品に引き込まれるのがすごく早かったです。アニメより先に漫画から読ませていただいたんですが、今まで見たことないような画で、いい意味で少し荒々しさもあって本当に「アート」のような作品でした。
主人公がいわゆる「ザ・漫画の主人公」というタイプではなく、どん底から這い上がっていくところにも興味を惹かれました。第1巻で奈落に落とされてしまうシーンも印象的で、「ここから始まるんだ」と、衝撃と共に、読んでいてすごく楽しかったです。またキャラクター同士の価値観の違いから生まれるすれ違いだったり、信念をぶつけ合って戦うところもすごく面白かったです。
立花:めちゃくちゃおしゃれでかっこいいですよね。画の力が本当にすごいなと思いました。「アート」の要素も散りばめられていて、より一層引き込まれ、どんどん読み進めてしまいましたね。エンジンの傘のグラフィティもしっかり見せていきたいです。責任重大だな(笑)。
福澤:僕はダークファンタジーの世界観がすごく好きなんです。もともと漫画を読ませていただいていたんですけど、1話から一気に引き込まれていきました。こういったタッチの絵やキャラクターはあまり見たことがなかったので、表紙を見た瞬間に「あ、読みたいな」と思いました。キャラクターそれぞれの個性がしっかり出ているところもすごく印象的で。服装もアクセサリーも本当に細かく作り込まれていて、そういった部分もすごく魅力的ですよね。
星波:まず、絵のタッチがすごい好みで。最初に惹かれたのはそこでした。読んでみると、差別だったり重いテーマもあり、でもその中でアクションはすごく迫力がありますし、何より世界観が本当に素敵だなと感じました。物を大切にするという価値観、ずっと使ってきたものが「人器」になる点もすごく印象的で。ルドがチワにぬいぐるみを縫い直してあげるシーンも好きです。
ルドに関しては、人との関わり方は少し不器用だけど、本当に大切なものに対しての向き合い方がすごく素敵だなというのが、最初の印象でした。
登場するキャラクターもみんな個性的で、「この人はどんな人器を使うんだろう?」と、どんどん気になって、気がついたらすっかりハマっていました。 それが舞台化されると聞いたときは、本当に嬉しかったです。
あと私は、“目力”がすごく印象に残っていて。アニメだと、能力を使う時に目の色が強くなったりするじゃないですか。漫画からも目に宿るエネルギーみたいなものをすごく感じました。
里中:世界観や絵のタッチ含めて、“刺さるかっこよさ”があると思います。男性はもちろん好きだと思いますし、女性にもきっと響く魅力がある作品ですよね。
そしてグラフィティもおしゃれですよね。カルチャーが寄せ集まってできた作品というか、今っぽいかっこよさがあるなと感じます。
それと、(植木)豪さんとはこれまで何度かお仕事させていただいているんですけど、今回タムジーという役をいただいたときは、大役を任せていただいたなという気持ちがすごく強かったです。今まで演じてきた役とは一味違うので、ある意味挑戦でもありますし、だからこそ役作りをするのがすごく楽しみですね。とてもミステリアスなキャラクターだと思っています。
──原作のエピソードの中でお気に入りのシーンや、印象深いシーンを教えてください。
今牧:奈落に落とされるシーンは印象的でした。漫画で読んでもアニメで見ても、迫力がすごくて、強く心に残っています。ルドは何も間違ったことをしていないのに、冤罪なのに。人間ってここまで偏見や、「父親が殺人鬼だ」という先入観だけで残酷になれるんだなと感じさせられたシーンでもありました。それに、ルドのブチギレた顔がすごかった!
僕は舞台『ガチアクタ』のPVを撮らせていただいた際に、奈落に落とされるシーンを演じたんですが、最初に演じるルドを全身全霊で挑ませていただきました。自分の中でも特にお気に入りのシーンです。
立花:やっぱりルドとエンジンの出会いのシーンが印象深くて、僕の役割としても重要なシーンになってくると思っています。アクション含め、漫画でもアニメでも本当に鮮烈な印象を受けました。そこがバチッとはまれば、お客さんもぐっと引き込まれて、その後の展開も楽しんで見ていただけるんじゃないかと。どんな完成度になるのか自分でもすごく楽しみですね。
福澤:やっぱりザンカとジャバーの戦いです。僕の中ではすごく熱いシーンだなという印象があります。ザンカにとっても前半の大きな見せ場のひとつですし、「あ、こいつ推そう」って思ったきっかけがまさにこのシーンでした。僕の推しはザンカなんですけど(笑)。もうそのまま文句なしに、「はい推します」と思ったシーンですね。
星波:一番最初に荒らし屋と出会い、グリスが大切にしてたお守りを使わせてもらうところですね。その中でも、ルドとザンカが一緒に力を合わせて戦うシーンが特に好きです。まだその頃は教育係と新入りの関係で、息が合いそうで合わないというか、ちょっと噛み合っていない感じなんですけど。でもジャバーを倒すために2人でどうにかしようと力合わせていて。「ルドを攻撃したら、ザンカの敵意に反応して飛んでいくんじゃないか」みたいなやり取りから、「思いっきり殴っただろ!」となる掛け合いのシーンが好きです。冒頭のトイレのスッポンのくだりもそうなんですけど、あの2人のテンポ感は面白いですよね。
里中:やはり砂漠の禁域「ペンタ」でタムジーとザンカが2人で力を合わせるシーンですね。舞台上で、糸巻き含め、あれらのシーンをどう演出するのかすごく気になっていますし、楽しみな部分でもあります。
──ご自身が演じられるキャラクターの魅力は?
今牧:ルドはいわゆる「ザ・主人公タイプ」ではないと思うんです。奈落に落とされ、ゼロからいろんなことを知っていく中で、多くの人と出会い成長し、どんどん頼もしくなっていくんですけど、どこか年相応の不安定さもあって。そういった不安定なルドを、周りのキャラクターたちが支えてくれたり、新しい価値観を与えてくれたりすることで、彼が一歩ずつ成長していくのが印象的でした。
物語が進むにつれて、ルドの「角」が少しずつ取れていっているように感じるんです。それはルド自身が成長しているからですし、「成長しよう」「変わろう」としているからこそ生まれる魅力だなと思いました。
立花: やっぱり圧倒的な「お兄さん感」でしょうか。しっかりした人っていう感じでもないんですけど、ちゃんと責任感があって。いい塩梅で突き放したり、時には友達みたいな感じで絡みに行く雰囲気も、人としてかっこいいなと思っています。自分も現場では、そういうふうに振る舞えるように努めています。少し年上でもありますしね。ただ現場には頼もしいメンバーがすでに沢山揃っているんで、どうでしょうか(笑)。
福澤:ザンカはすごく「リアルなキャラクター」だなと思います。世の中にはすごいスキルや実力を持っている人たちがたくさんいると思うんですけど、そういった人たちって生まれ持った才能だけじゃなく、自分がその仕事や物事にどう向き合うかで今の自分があるんじゃないかって僕は思っているんです。ザンカはまさにそういうタイプのキャラクターで、そこは自分と重なる部分ではあるのかなと。
特にザンカの「俺は天才じゃない」という言葉や、「超凡人」という在り方にはすごく痺れましたね。最後に勝つのはきっとそういう人なんじゃないかなと僕は思ってるんです。好きなことや、自分がやりたいと思ったことを続けた結果が「今」に繋がっているんだろうなって。もちろん現実ではなかなか報われないことの方が多いと思うんですけど、漫画やバトルファンタジーの中では、努力してきたキャラクターがかっこよく強く描かれるところが魅力だと思います。
ザンカも掘り下げていくと彼なりの葛藤があって、とても人間味のあるキャラクターですよね。慕っているエンジンに認められているのに、「もっと頑張らなきゃ」「まだ上に行けるはずだ」と思っている。ザンカの「今が最強じゃない」っていうところに僕はすごく惹かれます。
星波:普段のふわっとした可愛らしいリヨウと、戦うときのキリッとした姿のギャップが一番の魅力だと思っています。戦っているときはもちろんかっこいいんですけど、ふわっとしているときも、ただ可愛いだけじゃなくて、どこか奥が見えないというか…。気分屋というのとも少し違って、なんとなく掴めない感じがあって。「この子は何を考えてるんだろう?」って、どんどん知りたくなってくる魅力があります。きっと過去に色々なものを背負ってきて、それが今の彼女に繋がっていると思うので、その掴めない感じもそこからきているのかなって。黒猫みたいな子だなと思います。でもきっと、信頼できる人には心を寄せるし、自分が信じるものや大切にしたいものは、彼女の中ですごくはっきりしているんじゃないかなって。だからこそ、もっと早く彼女のことを知りたいし、理解したいなと思っています。あと…とにかくビジュアルがいいですよね(笑)。
里中:タムジーはクールで、思いやりのある優しい人なのかなと思っていたんです。でも、読めば読むほど、自分の価値基準を持って動いている人だなと思いましたね。自分で選択して動いているというか。自由さと危うさが混ざり合っている感じがします。一歩引いたところから俯瞰しているような余裕もあるし、周りに合わせつつも、実は周りのことを気にせず動いているという怖さも持ってるというのが、タムジーの魅力なんじゃないかなと。演じる上ではキャラを作るというよりも、人としての気配だったり、奥行きみたいなものを立体的に再現できたらと思っています。
──舞台の見どころとメッセージをお伝えください。
今牧:「アート」というキーワードを出させていただいたんですけれども、舞台上でも絶対に(植木)豪さんはそこを大事にされると思っています。 原作は今まで見たことのないような画や世界観が詰め込まれている作品なので、舞台でもきっと、皆さんがこれまで劇場では見たことのないような世界を体験できるんじゃないかと思います。 バトルもありますし、登場人物も含めて全体的にとても派手な作品だと思うので、漫画や映像の中だけではなく、3次元として楽しめる『ガチアクタ』を期待していただきたいです。
個人的な願望としては、劇場がちょっとゴミの匂いがしたらいいなって思ってるんですけどね(笑)。それくらい作品の世界観に入り込めたら素敵だなと思います。特に世界観へのリスペクトが強い作品になると思っていますので、観に来てくださる皆さんには間違いなく楽しんでもらえると思います。ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!
立花:冒頭でもお話ししたように「アート」という要素がすごく重要視されていて、作品の中でもそういう話が出てくるし、舞台自体も芸術の一つだと思うので、そのあたりはしっかりリンクしているなと感じています。実際に衣裳もかなり気合いを入れて作っていただいていますし、見た目やビジュアル面からも説得力のある作品になると思います。
内容は本当にびっくりするほど面白いので間違いないです。観に来てくれた方の度肝を抜くような作品にしていきます! 楽しみにしていてください。
福澤:演出の(植木)豪さんとは、これまで何度もご一緒してきましたが、毎回「圧倒的な画を作る方だな」と。だからこそ、『ガチアクタ』の世界観にも絶対に合うと確信していますし、そこは自信を持ってお客様にお届けできると思っています。
そして、脚本の(私)オムさんは絶対的な信頼と安心感がある方ですよね。僕は今回初めてご一緒するのですが、これまでの作品や関わっている役者の方を見ていても、オムさんが描く世界は本当に魅力的だと感じています。
僕たち役者は与えられた役を演じる立場なので、まずは原作へのリスペクトを込めながらしっかりと自分の役と向き合っていきます。ただ、そのうえで“舞台でしか見られない『ガチアクタ』”がある方が面白いと思うので、「これは舞台『ガチアクタ』にしか出せないエネルギーだよね」と感じていただけるように、僕たちがキャラクターをしっかり背負って表現できたらと思っています。
観に来てくださるお客様も、まだ迷っている方も、ぜひ一度劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。きっと「すごいものを観た」と感じていただけるそんな作品になるんじゃないかなと思っています。
星波:正直、まだ稽古が始まっていないので、自分でもどうなるのか分からない部分ではあるんですけど。 今回演出してくださる植木豪さんとは、これまでも何度かご一緒させていただいていて。稽古場では「どういうことなんだろう?」と、豪さんがおっしゃっていることが結構ハテナなこともあるんです。でも、いざ劇場に入ると「そういうことか!」ってキャストみんなが驚くくらい、色々な見せ方や表現の引き出しを本当にたくさん持っている方で。もうとにかく豪さんを信じて、この『ガチアクタ』の世界をみんなで一つひとつ丁寧に作り上げていけたらいいなと思っています。
私自身は、リヨウという掴みどころのないキャラクターを演じさせていただくので、自分なりにしっかり寄り添いながら、私らしいリヨウをお届けできるように頑張っていきたいと思います。
そしてやっぱり、『ガチアクタ』といえば迫力満点のアクションシーンだと思うので、そこも原作やアニメに負けないように、しっかりパフォーマンスで魅せられるよう、全力で挑みたいと思います。
里中:今回の舞台は、本当に未知なところが多いですね。稽古場では映像含め何もない状態なので、僕らも想像と戦いながら作っている時があるんです。でも、ちゃんと豪さんを信頼してついていくと、本番で幕が開いたときに、見たことのない機材があったりして、「こんな表現の仕方があるんだ」と感動します。
豪さんは本当にイマジネーションが止まらない方だと思います。これまでご一緒してきて、期待を超えなかったことが一度もないので、自信を持って豪さんの演出をお届けできるかと。音楽とお芝居、いろんな要素が混ざりあって作られた、新しく、未来的で、想像をはるかに超えた見たことのない舞台になると確信しています。
それに僕たちが応えられるように、メンバー全員が本気で取り組んでいきます。「キャラクターが本当にそこにいる」と思えるような感覚を体感してください。ぜひ、楽しみにしていてほしいです。

