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timelesz篠塚大輝のスクリーンデビュー作『焼却炉』 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭プロキシマ部門審査員特別賞受賞

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映画『焼却炉』が第60回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でプロキシマ部門審査員特別賞授賞(左から)高田聡プロデューサー、内田俊太郎監督、長尾卓磨
映画『焼却炉』が第60回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でプロキシマ部門審査員特別賞授賞(左から)高田聡プロデューサー、内田俊太郎監督、長尾卓磨(C)2026 KVIFF

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篠塚大輝

長尾卓磨

菊池亜希子

 timelesz・篠塚大輝(たいき)のスクリーンデビュー作『焼却炉』が、第60回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でプロキシマ部門審査員特別賞を受賞した。

【写真】かりん&timelesz篠塚大輝が並ぶ 映画『焼却炉』ビジュアル

 原作は、『きらきらひかる』『冷静と情熱のあいだ』といった数々の著作が映画化されている小説家・江國香織による、11人の少女の夏の思い出を描いた短編集『すいかの匂い』(新潮文庫)に収録された一編。学校や家族、周囲になじめない9歳の女の子が、男子大学生との出会いを通じて初恋にも似た感情を抱いていく、そんな少女から大人への過渡期の繊細な心を描いた作品だ。

 本作の長尾卓磨プロデューサーは、約25年前となる学生時代に原作を読み、それからずっと映像化したいと考えていたという。長年の想いが江國にも届き、今回の映画化が実現した。

 小学4年生の主人公・宮田梢を演じるのは、本作で俳優デビューとなるかりん。今回、オーディションで主演を勝ち取った。撮影当時10歳だったかりんが、等身大で梢を演じる。そして、梢を惹きつける影絵サークルの大学生、すずきじんた役は、本作が映画初出演となるtimelesz・篠塚大輝。そのほか、梢の母・洋子を菊池亜希子、父・健二を本作のプロデューサーでもある長尾卓磨が演じる。

 監督は、2014年のデビュー作『PORTRAIT ポルトレ』が映画祭「たまふぃるむ」で上映され注目を集め、その後浅草にある老舗パン屋・ペリカンに迫ったドキュメンタリー映画『74歳のペリカンはパンを売る。』(17)を手掛けた内田俊太郎が務める。

 この度本作が、第60回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でプロキシマ部門審査員特別賞を受賞。この賞は、プロキシマ・コンペティション部門で授与される賞のひとつで、革新的な表現や将来性があると高く評価された、グランプリに次ぐ主要賞。

 審査員は「一見すると非常にシンプルな作品だが、その控えめな語り口と軽やかさの奥には、豊かな詩情と深い洞察が幾重にも積み重なっている。監督は、ほとんど言葉を発しない一人の風変わりな少女の視点を見事に取り入れた。彼女は多くを語らない一方で、あらゆることを敏感に感じ取っている。まるで地震計(リヒタースケール)のように、彼女の表情は、周囲の人々の言葉にならない緊張や心の揺らぎを映し出している」と評している。

 授賞式には、内田俊太郎監督、長尾卓磨、高田聡プロデューサーが登壇。内田監督は「このような賞をいただけて、本当に光栄に思います。まず、この作品を選んでくださった審査員の皆様、作品を迎えてくださった映画祭の皆様に、心より御礼申し上げます。そして『焼却炉』という物語を託してくださった原作者の江國香織さんに、心から感謝いたします。また、本作に携わってくださった素晴らしいキャスト・スタッフの皆様にも、心から感謝いたします。この賞は、本作に関わってくださった皆様とともにいただいたものだと思っています。改めまして、このたびはありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。

 映画『焼却炉』は、2027年公開。

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