『ヒンド・ラジャブの声』春ねむりナレーションの予告解禁 いとうせいこうら各界25名のコメント到着
■古澤裕介(俳優)
その「声」は監督の心を揺らがせ、カメラを終始迷わせた。俳優は「声」を前に立ち尽くすのみで、映画は常に成す術もない。観た者の「ざわめき」により、この作品は動き出す。手を差し伸べて。たとえ届かなくても。
■大島新(ドキュメンタリー監督)
フィクションか、ドキュメンタリーか、なんてどうでもいい。
“映画監督ができうる最高の仕事”に震えた。
■呉美保(映画監督)
たまたまだが、次男が6歳になった日に、この映画を観た。
銃撃を受けながらも必死に命を乞う6歳の少女、ヒンド・ラジャブ。その肉声が到底他人事とは思えず、涙と鼻水を垂れ流しながら、祈り続けた。
映画が映画を超える瞬間が、ここにある。
彼女の声を、私は一生忘れない。
■新井英樹(漫画家)
救おうとするから苦しむ。
見なければ聞かなければ「人間」じゃなくなる。
『ヒンド・ラジャブの声』は強烈極まりない。
見捨てる度胸もない偽善者の心をも打ち砕く!
■武田一義(漫画家『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』)
助けを求める6歳の少女の実際の電話音声を聞く冒頭から、舞台である緊急センタースタッフとともに息が詰まる時間をラストまで過ごした。 現実に今起きていること、戦地における人道支援の難しさ、目をそらせない。
■春ねむり(ミュージシャン)
その声は記録となり、何度でも甦る。しかしそのひとはもう戻らない。
引き裂かれながら応答せよ。あなたがまだ生きているのなら。
■eri(デザイナー・アクティビスト)
ヒンド。海が大好きな6歳の女の子。助けを求める彼女の声を聞いて、ガザで奪われた命の数をもう一度確かめる。
私もあなたも、もうそれをただの数字として見られなくなっている。
■ダースレイダー(ラッパー)
目を背けたくなる、耳を塞ぎたくなる。
だからこそ最後まで見届けなければいけない。ヒンドの声を聴かなければいけない。
画面に映る赤新月社の一人一人の勇気と苦しみ、そして画面に映らないイスラエル軍の残虐さに対して人間として僕らは向き合っていくしかない。
■七尾旅人(シンガーソングライター)
『ミスト』というホラー映画をご存知だろうか。本来であれば助かるはずの善良な人々が非業の運命に晒され、史上最も胸糞悪い結末を迎える物語のひとつとして語り草になっているが、イスラエルが狙う土地ではこれが常態化しており、我々はもうホラー映画で驚くことが出来なくなってしまった。
二重三重の障壁に阻まれ続ける救助ミッションの実態。助けを求めるパレスチナ少女たちの切実な肉声を私たちの元まで運び抜いてくれた制作チームに心からの敬意を表したい。
