志尊淳、映画『存在のすべてを』出演決定 未解決誘拐事件の“沈黙の被害者”役を演じる
関連 :
西島秀俊主演映画『存在のすべてを』の追加キャストとして、志尊淳の出演が発表された。未解決誘拐事件の“沈黙の被害者”である謎の天才画家を演じる。
【写真】『存在のすべてを』、仲村トオル&斎藤工ら追加キャスト6名解禁
塩田武士の小説を瀬々敬久監督により実写化する本作は、未解決のまま時効を迎えた前代未聞の「二児同時誘拐事件」に隠された闇と、切なくも衝撃の真実を描くミステリー作品。
1991年に起きた「二児同時誘拐事件」。一人はすぐに保護されたが、もう一人の少年・内藤亮だけは行方が分からないまま3年もの歳月が流れる。ある朝突然帰還した亮は「空白の3年間」について一言も語らない。その沈黙が破られることのないまま、事件は未解決で時効を迎えた。
それから30年。新聞記者・門田次郎(西島)は事件の真相を再び追い始め、画廊を営む土屋里穂(広瀬すず)と出会う。彼女もまた、高校時代に絵を通じて不器用に心を通わせた内藤亮(志尊淳)を忘れられずにいた。
時がたち、亮は新進の写実画家として美術界に衝撃を与える存在となっていた。記者として真実を追う門田と、亮への思いを抱き続ける里穂。二人がそれぞれの重い時間を胸に「空白の3年間」へと踏み込んだとき、誰も想像し得ない色鮮やかで切ない“ある記憶”が静かに浮かび上がる―。
志尊淳が演じるのは、彗星(すいせい)のごとく美術界に現れた謎の写実画家であり、実は未解決誘拐事件の被害者として物語の核心を握る内藤亮。
圧倒的な画力を持つ天才だが、実は彼こそが、30年前に起きた未解決の「二児同時誘拐事件」の被害者・内藤亮だった―。4歳のとき、何者かに誘拐された亮は、3年後、無事に祖父母の元に戻ってくる。しかし消息不明だった「空白の3年間」について、彼は何も語らないまま生きてきた。
この役を演じる上では、未解決事件の真相を握る沈黙の被害者という影の部分をまといつつ、写真をも超える圧倒的なリアリティーで存在そのものの息遣いを描く現代写実画家としての技術的な説得力も求められる。さらに、広瀬すず演じる同級生と心を通わせる高校生役も演じ分けるという難役だ。
「監督に食らいついていくという熱量」を持ちつつ、初めての瀬々監督作品に臨んだ志尊。画家を演じるにあたり志尊は、この映画への絵画の提供、監修を担当している現代写実画家・大畑稔浩氏のもとで写実の技法を学んだ。
「初挑戦した写実画は、テクニックはもちろん、それ以上に本作のテーマにも通じる『写実画を通じて何を表現するか』を、役として咀嚼(そしゃく)していきました。非常に奥深い世界ですが、役に説得力を持たせるためひたすら練習し、必死にもがきました」と、技術と、その先にある美術家としての覚悟まで意識しつつ練習したことを明かす。
また、寡黙な高校時代と、写実画家として活動する36歳にふんしたことについて、「演じる上では、月日を経た変化や描かれない空白の期間をどう構築するかを悩み抜きました」「特に『沈黙』を体現する高校時代については、立ち姿やふとした仕草、独特の間合いなど、言葉に頼らない表現を徹底的に追求し、目に見えない空気感を作り上げました」と掘り下げた役作りについて語っている。
志尊演じる内藤亮のソロカットも解禁。自然光の注ぐ室内で、腰かけている亮の後ろにはイーゼルとキャンバスが見える。抑えた表情からは多くを語らない雰囲気が伝わり、「空白の3年間」のことを誰にも話さなかった幼少期の意志の強さと孤独を胸に、長い年月を過ごしてきたことがうかがえる1枚となっている。
写実画は、写真には写らない「時間」や「感情」、「関係性」までも描きこんでいくといわれている。美術界で熱い注目を浴びる内藤亮は、写実画家として何を見つめ、何を描こうとしているのか。主人公・門田が追う事件の真相とあいまって、内藤亮が写実画に何を描こうとしているのか、想像をかき立てる一枚となっている。
映画『存在のすべてを』は、2027年2月5日より全国公開。
※志尊淳のコメント全文は以下の通り。
