『猫侍』出演猫、実は3匹！「みんな逃走経験あり」トレーナー告白
映画
映画『猫侍』ティーチインイベントが8日に行われ、猫の“あなご”（玉之丞役）、山口義高監督、ZOO動物プロの北村まゆみ（アニマルトレーナー）が登場し、動物作品ならではの裏話を披露した。
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本作は、BSフジなどで放送された連続ドラマ『猫侍』の映画版。百人斬りと恐れられた剣豪が、愛らしいネコと触れ合うことで心情を変化させていく姿を描く。全編撮り下ろしのオリジナル・ストーリーで、新感覚の刺客エンターテインメント作品となっている。
この日のイベントは、観客やtwitterなどからの質問に、山口監督や北村トレーナーが答えるというもの。北村トレーナーは登場すると第一声、主人公でもある“あなご”を抱えながら、「玉之丞です」と裏声で挨拶。会場から笑い声が挙がった。
twitterからは「北村さんは撮影中、2時間しか睡眠時間がなかったという話を聞きましたが、本当ですか？」という質問が挙がり、山口監督は「猫に合わせて撮影をしていたので、人間には頑張ってもらいました」と回答。さらに、「猫が一番という現場だった」と振り返った。北村トレーナーは「猫の体調管理には最善を尽くしました。1か月以上の撮影というのは大変でしたね」と吐露し、「ちなみに、今回3匹の猫が出演したのですが、全員、1回ずつ逃走してます」というエピソードを明かしていた。
黒猫を飼っているという観客からは「今回、白猫にしたのはなぜですか？」という質問。山口監督は「招き猫は白いので、幸運の意味があると思うんです。白い猫は自然界にも少なくて貴重らしいですね。そういったセレブな感じがいいんじゃないかと決めました。ZOO動物プロさんには『真っ白な猫』という発注をさせていただいたのですが、だいぶご苦労されたと思います」と話すと、北村トレーナーは「白猫はナイーブな子が多いんです。当初、不安だったが、北村さんとの相性がよかったようです。“あなご”も安心して身を任せていて、その感じが実写でも出たと思います」と述べた。
最後に山口監督は「難しいことを考えずに気楽に作った作品です。お友達を誘うにはかっこうの映画だと思いますので、お誘いあわせの上、ご覧ください」とアピール。
映画『猫侍』は絶賛上映中。
