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『ドライヴ』監督、いわくつき心霊ホテルに興味?新作は怪事件に着想を得たホラーか

映画

心霊系ホラーの監督に名乗りを上げる?
心霊系ホラーの監督に名乗りを上げる?(C) AFLO

 映画『ドライヴ』(12)や『オンリー・ゴッド』(14)で注目を集めたデンマークの鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督が、ロサンゼルスのいわくつきホテルで起きた奇怪な事件から着想を得たホラーの監督を務める可能性が出てきた。

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 本作のタイトルは『The Bringing(原題)』。米ソニー・ピクチャーズが2月に激しい争奪戦の末、ブランドン&フィリップ・マーフィーが執筆した脚本を獲得したという作品とのこと。The Wrapによると、レフン監督が交渉に入っているそうだが、監督の方からソニーにアプローチしたという。

 本作の発想の源になったのは、実際にあった事件に関連する1つの映像。それも過去にロサンゼルスを震撼させた連続殺人鬼リチャード・ラミレスや、オーストリアの殺人鬼ジャック・ウンターベガーが滞在し、他にも殺人事件や飛び降り自殺が多発したという、ロサンゼルス・ダウンタウンの老舗ホテルで心霊スポットとなっている「セシル・ホテル」のエレベーターで撮られたものだ。

 この映像では宿泊客のエリサ・ラムという21歳のカナダ人観光客がエレベーターのボタンを押しまくり、開いたままになったエレベーターの中で誰かから隠れている素振りを見せるかと思えば、外に出て人気のない廊下に立ち、誰かをエレベーターの中に招き入れるような妙な手の動きをするなど、奇怪な行動に出ていた。そしてこの映像は彼女の死後、公開されたものだった。

 エリサは2013年2月、このホテルの屋上にあった貯水タンクの中で遺体で発見された。屋上に出られるドアには警報装置が付き施錠されていたらしく、どうやって彼女がドアを開け密閉された貯水タンクの中で死亡したのかは不明。彼女の遺体は死後数週間が経っていたそうだ。検視では薬物反応は出ず、彼女の死は「事故」として処理されたらしい。

 まるで『仄暗い水の底から』を彷彿させる展開だが、本作はこの奇怪な事件をヒントに、ホテルで起きた宿泊者の死について捜査していた人物が、奇怪な現象に見舞われるというストーリーになるとのことだ。製作は『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのマシュー・トルマックとFirst Born Filmsのダニエラ・クレトゥが務める。

 レフン監督は以前からホラー映画に興味があったようだが、キャリー・マリガンが出演する予定のホラー『I Walk With The Dead(原題)』や、『ヴァルハラ・ライジング』(12)のマッツ・ミケルセンと再タッグを組み、日本を舞台にするという『The Avenging Silence(原題)』などが控えている。

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