『ブレードランナー』続編、映画会社がハリソン・フォードに異例の公開ラブコール

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SF映画の中でもカルト的な人気を誇る、リドリー・スコット監督の『ブレードランナー』(82)。2012年に続編の製作が発表されたが、このたび本作で主演を務めたハリソン・フォードが正式に出演をオファーされたことが明らかになった。
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The Wrapによると、本作を製作するアルコン・エンターテインメントがプレスリリースの中で、ハリソンに出演をオファーしたことを発表した。同社の共同CEOを務めるアンドリュー・A・コソーヴとブロデリック・ジョンソンは、続編企画に携わるリドリー・スコットとハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーンを称え、続編が傑作になると自信を示すと共に、「ハリソンがこの企画に参加してくれれば光栄です。また参加してくれることに期待しています」とコメントしている。
このような形で出演が正式決定する前に出演依頼したことを公表するのは、業界では異例のこと。ハリソンには何が何でも再出演してほしいという製作側の熱意がうかがえる。異例のラブコールを受けたハリソンだが、昨年のIGNとのインタビューで続編への出演に意欲的な発言をしており、出演が正式決定するのは時間の問題かもしれない。
スコット監督は以前、続編ではハリソンを主演にしないと話していたが、リック・デッカードを登場させるストーリーを練っているとのことだった。続編では1作目の数十年後が舞台になること以外、詳細は明らかになっていない。1作目はフィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が原作。人間を殺した人造人間レプリカントを追跡することになった“ブレードランナー”=リック・デッカードをハリソンが演じた。