元ヤク中ホームズと女性ワトソンが大活躍!『エレメンタリー』誕生秘話が明かされる

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100年以上もの間、世界中のミステリーファンから愛されている「名探偵シャーロック・ホームズ」を大胆にアレンジし、全米で大ヒット中の痛快犯罪ミステリードラマ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』。本作の総製作指揮を務めたロブ・ドハティ、カール・ベヴァリー、第1話の監督を務めたマイケル・クエスタが作品の魅力を語った。
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全身タトゥーの元薬物依存ながら、鋭い観察力から推理力を発揮するホームズ(ジョニー・リー・ミラー)と、彼と共に行動する訳ありの元女医のワトソン(ルーシー・リュー)が、現代のニューヨークで数々の難事件を解決していく本作。
総製作指揮のロブは、「原作のホームズが薬物の問題を抱えていたことを思い出したんだ。彼はコカインとアヘンを時々使用していたし、ワトソンも彼の麻薬中毒に対して不安を口にする描写があったから」とキャラクター設定を説明。これまでのイメージとは異なるホームズに挑戦するジョニーについては「ハンサムだが優しさと好感を抱かせ、人を惹きつけるような資質を全部備えている」と絶賛。「だからこそ、ホームズのような普通なら受け入れ難い傲慢なキャラクターでも、(視聴者は)受け入れてくれると思った」と振り返る。
女性ワトソンについて「100年近くも親しまれているキャラクターを変えるのであれば、理論的に面白いもの、感情的にも興味を持てるものにしたいと思ったんだ」と語るのはカール。ルーシーの起用は「役者としての能力はもちろん、何よりも彼女がこの役に乗り気だったから」だそうで、そのおかげで思い描いた通りの女性ワトソンが誕生したことに満足感をみせた。
そしてマイケルは「ニューヨークのビクトリア・ゴシック建築がある地区と、原作のホームズが活躍したロンドンの街並みが似ていると思ったんから原作ファンにも受け入れやすいと思ったんだ」と、本作の舞台にニューヨークが選んだ理由を話してくれた。
ミステリーの巨匠、コナン・ドイルでさえ、この新解釈は想像だにしなかったはず。もし彼が生きていたら、本作を見てなんと言うのだろうか…?
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』シーズン1は、7月9日DVDリリース。