ジョージ・ルーカスが企画、幻に終わった『スター・ウォーズ』ドラマシリーズとは?
映画『スター・ウォーズ』の生みの親ジョージ・ルーカスが、2005年の「スター・ウォーズ・コンベンション」で発表したという『スター・ウォーズ』実写ドラマシリーズ企画『Star Wars:Underworld(原題)』。資金繰り難航やルーカス・フィルムの売却などで、日の目を見ることのなかったドラマ版だが、ハン・ソロの背景が描かれる予定があったことを脚本の執筆に携わったという脚本家兼プロデューサーのスティーヴン・スカイアが明かした。
【関連】日本でも1978年に公開された懐かしの 『スター・ウォーズ』フォトギャラリー
製作に向けてルーカス自らが指揮を執り、大勢の脚本家を抱え込んで何十本もの脚本を仕上げていたという幻の実写ドラマ版。テレビドラマとして製作するには費用がかかりすぎるため実現に至らなかったと言われているが、ルーカスとスティーヴン・スピルバーグ監督の大ファンと話すスカイアは、『スター・ウォーズ』の実写ドラマ化の話を聞くと、何としてでも参加したいと脚本家チームに入り込んだという。
ドラマは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』とエピソード4『スター・ウォーズ』の間の時期を描くはずだった」と、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で裏話を披露したスカイア。ここまでは先にルーカスが明かしていることだったが、「スター・ウォーズの中でも知られていなかった別の世界から、ファンにお馴染みのキャラクターへとストーリーが徐々に回帰する設定だった」と続けた。
「ハン・ソロとチューバッカの初めの出会いはどうだったのか、ランドはどのように(ハン・ソロ)に負けてミレニアム・ファルコン号を失うことになったのかを詳しく描く予定だった」という。また、ボバ・フェットがロケットパックを駆使するアクション・シーンをスカイアが提案すると、ルーカスがその案に乗り気だったと話している。
海外ドラマ『ジェリコ~閉ざされた街~』や『ヒューマン・ターゲット』の製作や脚本を手掛けたスカイア。実は現在「Kickstarter」で、インディアナ・ジョーンズの娘を主人公にしたファンメイド映画製作のための資金を募っている。ルーカスと共に思い描いた『スター・ウォーズ』実写ドラマは実現のチャンスがなさそうだが、こちらの作品については既に募集金額の1万5000ドル(約150万円)を超える額を達成。ルーカスにオマージュを捧げられそうだ。
関連記事
-
Yahoo!検索で詳しく調べる
-