ビデオテープが映画チケット!? 映画『VHSテープを巻き戻せ!』で世界初の試み

ブルーレイやDVDが映像記録メディアの主流である現代において、消えゆくメディア“VHS”。そんなVHSを今でも愛する映画狂たちの姿を追ったドキュメンタリー映画『VHSテープを巻き戻せ!』が7月26日から公開される。そしてなんと、本作の劇場鑑賞券が、世界初の“VHSテープ型”として発売されることが決定した。
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VHSとは、旧・日本ビクターが1976年に開発した家庭用ビデオ規格。他社の様々な規格との競争に競り勝ち、「ビデオ」といえばVHSを指すほど、家庭用ビデオ方式のスタンダードとして永くその座に君臨した。
本作は、そんなビデオが築いた功績を辿り、新たな視点で再燃するVHSブームをひも解く「ノスタルジーとテクノロジーをつなぐ“愛”のドキュメンタリー」。知っている人には懐かしく、知らない人には驚きの発見だらけに描く。
そしてこの度、「VHSを手にした時の記憶、感触を忘れないで欲しいし、知らないひとには是非この感触、重みを知ってもらいたい」という思いから、本作の劇場鑑賞券が世界初のVHSテープ型として発売することが決定。
この鑑賞券は、倉庫に眠っていたデッドストックのVHSを一本一本手作業でリメイク。上面ラベルには『VHSテープを巻き戻せ!』のオリジナルラベル、背面ラベルは元々入っていた映画タイトルラベルをそのまま残しており、映画ファンにはちょっと嬉しい仕様に。ただし、テープは切ってあるので中身は鑑賞不可である。
どこまでもVHS愛の詰まったドキュメンタリー映画『VHSテープを巻き戻せ!』は7月26日から、渋谷アップリンクにて上映。VHSテープ仕様の特別鑑賞券(1300円・税込)は、劇場窓口のみで販売。