妻夫木聡、パンツ一丁でダメ男を熱演!北川景子はツンデレ女子で妻夫木を振り回す?

関連 :
ここまで暴露していいの!? そんなことを思ってしまうほど、広告業界の裏側が赤裸々につづられていく映画『ジャッジ!』。だが、暴露とはいえ、本作はコメディ作品。知られざる広告業界を描くにしても、ユーモアと笑いがたっぷり。 なかでも、妻夫木聡、北川景子、豊川悦司など、豪華俳優陣のハジけた演技は一見の価値アリの面白さだ。
【関連】妻夫木聡&北川景子、豪華キャストが爆笑の嵐を巻き起こす! ノンストップコメディ『ジャッジ!』特集
主人公・太田喜一郎を演じるのが妻夫木聡。彼の役どころは、真面目で広告に対する情熱は人一倍だが腕はイマイチという、大手広告代理店のお人好しな若手社員。そのため、手柄は自分のもの、失敗は部下のせいという、身勝手な上司・大滝の尻拭いをさせられる毎日だ。そんな苦労続きで、ダメダメ節炸裂の喜一郎を、妻夫木は見事に体現。合コンでは「あいつキモイ」と女性陣からトイレで陰口を叩かれ、CMの企画を作ってみれば、先輩社員から「なんだこれ!」と説教されと、これだけならブルーな感じだが、ここが妻夫木のすごいところ。確かにキモイし、確かにダメだし…と、喜一郎の完璧なダメっぷりに笑えてしまうのである。
これら以外にも、パンツ一丁で蟷螂拳(とうろうけん)を披露したり、『うる星やつら』のラムちゃんのTシャツを着て「アイ・アム・オタク!」と大声で自己紹介したり、ちくわでビールを飲んでみたりと、体を張った笑いが盛りだくさん。これまでの妻夫木のイメージがガラリと覆るだろう。
また、ハジけているのは妻夫木だけではない。喜一郎の同僚・大田ひかりを演じる北川景子も、超がつくほどのツンデレ女子を好演。喜一郎をバカ呼ばわりしていたひかりが、徐々に喜一郎の真面目で素直な部分を見直しつつも、でも、やっぱり高飛車という振れ具合は、そこに振り回される喜一郎の姿も相まって、楽しいやり取りに仕上がっている。
ほかにも、その場の雰囲気に合わせて適当な返事で物事を進めていく、“ザ・口先”なクリエイターの大滝を豊川悦司が演じ、かつてはやり手だった窓際社員・鏡さんにふんするリリー・フランキー、経理の松本さんに“永遠の16歳”松本伊代、居酒屋のおっちゃんに竹中直人、ちくわ会社の社長とそのバカ息子にでんでん&浜野謙太、など、豪華キャストが揃っている。そして、その誰もが笑えるのだから、『ジャッジ!』が面白くないはずがない。隅々まで楽しんでほしい。