東京国立博物館で野外シネマ開催 秋の夜長に『時をかける少女』を上映

東京・台東区にある東京国立博物館で、10月10日、11日の2日間にかけて「博物館で野外シネマ」を開催する。第1回目となる今回の上映作品は細田守監督『時をかける少女』が屋外に設置された巨大スクリーンで上映される。
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『時をかける少女』は、日本のアニメ界を牽引する細田監督の名を世に知らしめた長編アニメーション映画の名作。作中には主人公のおばが勤めているという設定で、東京国立博物館が随所に登場している。
10日には、本作の制作に関わったゲストの角川書店プロデューサー・渡邊隆史氏とスタジオ地図プロデューサー・齋藤 優一郎氏の2人と、東京国立博物館特別展室長・松嶋雅人氏の3人によるスペシャルトークショーを開催。制作の舞台裏や東京国立博物館取材時の苦労話などを語り合う。
また、この2日間は22時までの特別夜間開館を実施するので、映画鑑賞後にも展示室を見ることができる。加えて、同期間は「アジアフェスinトーハク!」も開催中だ。日・中・韓の陶磁器の名品が揃う特別展「東アジアの華 陶磁名品展」や東洋館で東洋美術を楽しめる総合文化展「博物館でアジアの旅」をはじめ、さまざまなアジア関連のイベントが用意されている。
さらに、東洋館前には「プルコギ」や「ガパオ」など、アジアンフードを提供するケータリングカーが登場するので、映画と共に楽しみたい。今まで博物館に来ることがなかった人も、イベント盛りだくさんのこの機会に足を運んでみては?
「博物館で野外シネマ」は10月10日、11日開催。各日19時より上映開始となっている。「『時をかける少女』制作秘話スペシャルトークショー」は10日18時30分より開催。