映画史に残る特殊メイクベスト10発表『トッツィー』から『パンズ・ラビリンス』まで

映画の世界観を生み出す特殊メイク。映画情報を伝えるユーチューブチャンネルCineFixが、特殊メイクアーティストたちへの敬意に満ちた「映画史に残る特殊メイクベスト10」を紹介している。
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1、『X‐MEN』シリーズのミスティーク
もともとはボディスーツとエアブラシを使用して12時間かけていたが、のちにボディスーツのみで対応できるようになったそう。
2、『トッツィー』(83)
ダスティン・ホフマンがこの役を引き受けたときの条件は、「NYを歩いても女性として通用するメイク」。実際に当時小学生だった娘も騙せたそう。
3、『ザ・フライ』(87)
特殊メイクを担当したクリス・ウェイラスは、続編『ザ・フライ2/二世誕生』(89)で監督デビュー。
4、『エレファント・マン』(81)
デヴィッド・リンチ監督がデザインも手掛けるはずがうまくいかず、クリストフ・タッカーが参加。この映画がアカデミー賞メイクアップ部門誕生のきっかけとなった。
5、『フランケンシュタイン』(32)
当時の技術で4時間もかかったという。
6、『猿の惑星』(68)
顔の筋肉が動く特殊メイクが誕生。大勢をメイクするため、ハリウッド中のメイクアーティストが動員され、他の撮影に影響を与えたという。
7、『ゴッドファーザー』(72)
47歳だったマーロン・ブランドを、メイクと口の中のティッシュだけで見事に老けさせた。
8、『モンスター』(04)
シャーリーズ・セロンが10キロ以上も太ったことも別人のように見せている理由の一つだが、髪や肌の質を完全に変えてしまったのはメイクの力。本作の演技でアカデミー主演女優賞を獲得。
9、『21ジャンプストリート』(12)
カメオ出演したジョニー・デップを、あそこまで隠しきってしまったのはさすが。
10、『パンズ・ラビリンス』(06)
ギレルモ・デル・トロ作品のクリーチャーたちはアニマトロニクスで作られている部分もあるが、特殊メイクの力も大きい。