ホラー映画の監督以外がメガホンを取った「ベスト・ホラー映画10本」

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10月31日のハロウィンを前に、米エンターテインメントサイトのWhat Cultureが、「ホラー映画の監督以外がメガホンを取ったベスト・ホラー映画10本」を発表。日本でも知名度の高い恐怖映画が選出された。
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“ホラー映画の監督”という定義自体が曖昧なところだが、日本では今年9月に公開された『荒野の千鳥足』(製作は1971年)を除き、既にお馴染みとなっている作品が選ばれた同ランキング。『シャイニング』はアメリカの人気モダンホラー作家スティーヴン・キングの同名小説が原作。キューブリックが手掛けた作品は原作と大幅に変わり、キングから批判される原因ともなったが、キューブリックの他の作品と違わず徹底した完ぺき主義と卓越したテクニックで秀作に仕上がっているとの評価だ。
『羊たちの沈黙』は、映画『フィラデルフィア』(94)や『レイチェルの結婚』(09)などを手掛けたジョナサン・デミの監督作。厳密にはホラーのジャンルに入らないが、ホラー映画ランキングに度々登場するということで同ランキングでも選出となった。作品賞を含めアカデミー賞で主要5部門を受賞し、映画学校などで教材になっていることが評価されている。
ほか、原作がやはりキング作品の『ミザリー』は、『スタンド・バイ・ミー』(86)、『恋人たちの予感』(89)のロブ・ライナーが監督した。こちらもホラーというよりサスペンスに近いが、同じ監督の全く別ジャンルの作品と見比べてみるのも楽しいかもしれない。
What Culture選出「ホラー映画の監督以外がメガホンを取ったベスト・ホラー映画10本」は以下の通り。(作品名、日本公開年、監督名の順)
『シャイニング』(80)/スタンリー・キューブリック
『羊たちの沈黙』(91)/ジョナサン・デミ
『ザ・リング』(02)/ゴア・ヴァービンスキー
『28日後...』(03)/ダニー・ボイル
『ミザリー』(91)/ロブ・ライナー
『ホワット・ライズ・ビニース』(00)/ロバート・ゼメキス
『ジョーズ』(75)/スティーヴン・スピルバーグ
『狼男アメリカン』(82)/ジョン・ランディス
『荒野の千鳥足』(14)/テッド・コッチェフ
『オーメン』(76)/リチャード・ドナー