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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、今度こそ「真の姿」デ・ニーロ絶賛

映画

今年9月に開催された、ニューヨーク映画祭『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』上映会の様子
今年9月に開催された、ニューヨーク映画祭『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』上映会の様子 クランクイン!

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ロバート・デ・ニーロ

ジェームズ・ウッズ

 巨匠セルジオ・レオーネの名作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)。新復刻版『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ<エクステンデッド版>』が日本でも11月5日に発売されるが、ロバート・デ・ニーロやジェームズ・ウッズなど、キャストにとっても感慨深いエクステンデッド・ディレクターズ・カットとなったようだ。

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 本作は、『荒野の用心棒』などで知られるマカロニウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネが、20世紀初頭のニューヨークを舞台に、ユダヤ系ギャングたちの愛、友情、裏切りをノスタルジックに描いた1984年製作の一大叙事詩。

 アメリカでは一足早く9月30日(現地時間)にリリースされたエクステンデッド版。その発売前に開催された今年のニューヨーク映画祭で上映されており、主人公のヌードルスを演じたデ・ニーロは「今回のエクステンデッド版は監督の家族が、監督の望んだ映像を構想通りに盛り込んだ作品として、究極の形と言える」と語り、「監督が今もなお我々と共に生きていれば、違う修正を加えたかもしれないが、彼が望んでいた形に限りなく近いものになったことに間違いないだろう」と太鼓判を押している。

 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』はレオーネ監督の遺作となったが、アメリカ劇場公開版は製作会社により編集し直されており、批評家らに酷評された経緯がある。ヌードルスの相棒マックスを演じたジェームズ・ウッズは当時、監督が手掛けたオリジナル版が先行上映されたカンヌ国際映画祭で監督から直に本作に対するビジョンを聞いており、2年前のカンヌでデ・ニーロと共に復刻版を観た時の興奮をこう振り返っている。

 本作ではエンニオ・モリコーネが音楽を担当しているが、「今回の冒頭の15分が正当な形だ。使われている音楽にはとにかく心を奪われる。ボブ(デ・ニーロ)に向ってこう言った。“なんてこった。これが本来の姿であるべきだったんだ”とね」。

 復刻版はその後、さらなる修正が加えられ、22分の未公開映像が加えられた今回のエクステンデッド版になったという。

 オリジナル版が製作会社によって破壊されたことに対する怒りが固まっていると話すジェームズだが、デ・ニーロ共々、レオーネ監督が描いた本来の姿に限りなく近づいた復刻版が誕生しのは、マーティン・スコセッシ映画基金と資金を援助したグッチ、レオーネ監督の遺族が努力を惜しまなかったからだと、復刻版の立役者たちを称賛している。

 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ<エクステンデッド版>』は、好評発売中。

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