＜動画＞「服装や国籍で人を判断してはいけない」 ある“視線”への疑問を実証
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2014年10月22日にカナダのオンタリオ州オタワで発生した「カナダ議会銃乱射事件」。イスラム国に傾倒したカナダ人が、兵士を車で轢いた後、そのまま車で連邦議会議事堂に突っ込んで銃を乱射、容疑者を含む2名が命を落とした。この痛ましい事件をきっかけに、カナダ人のイスラム教徒に対する視線は変わってしまったのだろうか？ そんな疑問に答えを出した動画がある。
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バス停に並ぶ一人のイスラム教徒の男性。もし彼が、イスラム教徒らしい服装をしているという理由だけで疑われ、「他のバスに乗るように」と言われたら、周りの人々はどう反応するのだろうか。
「服装だけで人を判断してはいけない。服装だろうと国籍だろうと何だろうと。私が言っていることはわかるね」といやがらせの理不尽さを訴えた男性は、「こいつは爆弾を持っているかも」と仕掛け人が言うと、「俺だって持っているかもしれないぞ」と反論した。
他にも「彼は私たちと一緒にいるの」、「彼の行動には自分が責任を取るよ」と言うグループ。「彼は何も持っていないよ。あんたの方が怪しい」や「そんな風に無礼にふるまわないで。あなたは立ち去るべきよ」など、言葉でイスラム教徒の男性を守ろうとする人々が多く現れた。中には力づくで仕掛け人の男性を追い払おうとする人までいたほどだ。
最後には殴られた仕掛け人が鼻血を出しながら、「ネガティブな終わり方だけど、あいつはイスラム教徒の彼を守ろうとしたんだ。それは良いことだ」と語って終わった。動画に登場した多くの人が、オタワでの悲劇のことを口にしたが、それが偏見につながっていないことがよくわかる結果となった。
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