イギリス人の1/3が仕事をロボットに奪われる!? オックスフォード大学が発表

コンピューターが人間の生活を脅かすという問題は、これまでも囁かれてきたが、映画などで一見大げさに描かれることも少なくない。しかし、そんな嘘のような現実が実際に目の前に迫っていることが、オックスフォード大学の研究で明らかとなった。次の20年で、1/3のイギリス人の仕事が、ロボットやコンピューターに代わるというのだ。
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イギリスBBCによれば、この研究では70もの職業を分析し、「自動化」が可能かどうかを調査。ルーティン作業が続く仕事や、サポートサービス業などが特に職を奪われるリスクが高いとされ、すでに図書館の司書やそのアシスタント、秘書、旅行代理店などの仕事は、2001年の時点より40%も減少しているという結果が出た。
また、年俸3万ポンド(約550万円)以下の仕事がロボットの仕事に変わる可能性は、年俸10万ポンド(約1800万円)の仕事に比べ5倍にも及ぶという。
一方、イギリス人の仕事の40%を占める金融業、エンジニア、芸術、メディア、ヘルスケアなどの職業はロボットに変わる可能性が低い、もしくは無いとの結果も発表している。