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タランティーノ監督「10作品残して引退するのが理想」、監督引退を示唆

映画

惜しまれつつ表舞台から去りたい!
惜しまれつつ表舞台から去りたい!(C) AFLO

 『キル・ビル』シリーズや『イングロリアス・バスターズ』(09)、『ジャンゴ 繋がれざる者』(13)など、ヒット・メーカーのクエンティン・タランティーノ監督が、映画監督作品を10本残したところで引退してもいいと考えていることを明らかにした。

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 Deadlineによると、タランティーノ監督はアメリカン・フィルム・マーケット(AFM)に出席し、脚本のリークなどで騒動のあった新作西部劇『The Hateful Eight(原題)』について語ると共に、満足のいく映画を10本残して監督を引退するとほのめかしたという。

 『The Hateful Eight(原題)』のキャストと登壇したタランティーノ監督は、「人々に、“どうか引っ込んでくれ”と懇願されるまで表舞台にいるべきではないと思っている」と持論を展開したという。「もうちょっと作品が観たいと、みんなに思われているのがいい。監督というのは若い人たちの仕事だと思うし、自分の最初の作品と最後の作品がへその緒で繋がっているみたいな考えに引かれる」とコメントした。

 腕が冴えているうちに身を引きたいというタランティーノ監督は、「映画を10作品残したいから、この作品の後2本ある。本決まりではないが、それが計画だ」と語り、10作品に達して失敗なくいい仕事ができていたなら、監督業を引退するいいタイミングになると考えていることを明かした。

 『The Hateful Eight(原題)』に出演するカート・ラッセルはタランティーノ監督の引退計画を真に受けてないというが、サミュエル・L・ジャクソンに引退後はどうするのか尋ねられると、タランティーノ監督は「戯曲や本を書いたりするさ。いい年の取り方をするつもりだ」と話している。

 ちなみに『The Hateful Eight(原題)』は70ミリ映画にするとのことだ。そうすることでデジタルでは味わえないフィルム映画の良さを観客に再確認してほしいという熱い思いが込められているようだ。

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