『スパイダーマン』、新スピンオフ企画の噂… 主人公はまさかのメイおばさんか

アメコミ・ヒーローやアンチヒーローを主人公にする映画が花盛りの昨今、映画『スパイダーマン』シリーズを展開する米ソニー・ピクチャーズが、スパイダーマンことピーター・パーカーの育ての親メイ・パーカーに焦点を置いたスピンオフを企画しているという噂が浮上している。
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Latin Reviewが信頼する情報筋から聞いた話として伝える『スパイダーマン』スピンオフは、ピーターを引き取る前のメイおばさんの若い頃の話で、何らかのスパイ物になる展開に傾いているという。『スパイダーマン』シリーズはマーベル・コミックが原作だが、メイ・パーカーが若い頃にスパイだったというストーリーはない。
ただし、2003年にマーク・ミラー原作で、10代のメイとベン(・パーカー)、メアリーとリチャード(・パーカー)を描いたリミテッド・シリーズ『Trouble(原題)』があった。話中では、メイとベン、メアリーとリチャードがそれぞれ恋人同士だったが、メイがリチャードと浮気して妊娠し、厳格な両親に知られることを恐れて内緒でピーターを出産後、メアリーとリチャードにピーターを託したという驚きの展開になっている。つまりメイおばさんこそ、ピーターの実の母親ということだが、ファンの間では物議を醸しコミックの評判は芳しくなったとのことだ。
若いメイを主人公にしたスピンオフについては、Latin Reviewの記事が出た後、Comic Book Resourcesがソニー・ピクチャーズの関係者に確認したそうだが、根拠のない「たわいない噂」と一蹴したと伝えている。
ソニー・ピクチャーズは『スパイダーマン』シリーズのスピンオフとして、スパイダーマンの敵ヴェノムを主人公にする『Venom(原題)』と、『アメイジング・スパイダーマン2』でジェイミー・フォックスが演じたエレクトロや『スパイダーマン2』でアルフレッド・モリナが演じたドック・オクなどが集結する悪の集団「シニスター・シックス」を描く『The Sinister Six(原題)』の製作を発表している。