スティーヴン・キングのホラー大作『IT/イット』、2015年夏に撮影開始

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幼なじみの7人の男女が不気味なピエロ=ペニーワイズに襲われる恐怖を描いたスティーヴン・キングの傑作ホラー『IT/イット』。数年前に映画化されることが伝えられていたがいよいよ始動し、2015年の夏より撮影開始予定であることが明らかになった。
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Vultureとのインタビューで製作のダン・リンが明かしたところによると、映画『闇の列車、光の旅』『ジェーン・エア』を手掛け、絶賛された海外ドラマ『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』の監督・製作総指揮を務めたケイリー・ジョージ・フクナガがメガホンを取るという。
3月から正式に準備を始め夏には撮影を開始する予定とのことだが、キャストについては不明だ。「ケイリーは時間をかけて内容を詰めるのが好きだが、僕たちはこの企画に3~4年取り組んできたからね。彼が留まってくれて感無量だ。観客も興奮する作品になると思うよ」と、リンは語った。
原作の凄さを考えると1作では収まらないとのことで、映画版も1990年に製作されたテレビ映画同様に二部作になるという。前半は「IT(あいつ)」に苦しめられつつ成長していく主人公たちの子供時代の物語となり、後半は成長した主人公たちが団結し、「IT」に立ち向かうさまを描くとのことだ。
リンは続けて「最も重要なことは、スティーヴン・キングが喜んでくれたことだ」と、脚本が原作者のキングのお墨付きであることを明かしている。キングが作品の方向性を気に入らない限り、企画を進める気はなかったそうだが、「この脚本のバージョンこそ、スタジオが映画にすべきものだ」とキングが喜んでくれたそうだ。Comingsoon.netによると、脚本はフクナガがチェイス・パルマーとデヴィッド・カイガニックと共に執筆したという。