クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

二宮和也、吉永小百合と親子役「ファンににらまれないように」 山田洋次監督最新作

映画

『母と暮せば』制作発表記者会見に出席した吉永小百合
『母と暮せば』制作発表記者会見に出席した吉永小百合 クランクイン!

関連 :

二宮和也

吉永小百合

山田洋次

黒木華

井上ひさし

 映画『母と暮せば』製作発表記者会見が17日、都内で行われ山田洋次監督、出演者の吉永小百合、二宮和也、黒木華らが登壇した。本作は、井上ひさしの“戦後命の三部作”の最後の1作、長崎をテーマにした作品。山田監督は、「こういう企画に巡り合えるとういうことは、不思議な縁というか幸運だったなあと、運命のようなものすら感じています」と語る。

【関連】『母と暮せば』製作発表記者会見 フォトギャラリー

 広島の『父と暮せば』、沖縄の『木の上の軍隊』に続き、“戦後命の三部作”の3作目に取り掛かる前に亡くなった井上。山田監督は「長崎が舞台で、タイトルが『母と暮せば』に決まっていたと聞いた時に、映画にできないかなと思った」と経緯を振り返る。その後、井上氏の娘と話してこの映画のイメージが浮かんだそうで、今回遂に製作が発表となった。

 吉永が演じるのは、3年前に原爆で失った息子を思い続ける母。本作への出演に「また、山田組に帰ってくることができて、とても嬉しく思っております」と挨拶し、「二宮さんと親子ということで、全国の二宮さんファンからにらまれそうな気もしていますが、素敵な親子になりたいと思います」と笑顔を見せた。

 二宮が演じるのは、母の元に突如現れる“亡くなったはず”の息子。重鎮たちと同じ現場に立つことに対し、「すごく緊張していますが、ここいる意味を自分なりに問い詰めながら、監督の指導の元、色んなものを吸収していきたいと思います」と真摯にコメントする。一方で「全国の吉永さんファンににらまれないように、私も気を付けたいと思います」と会場を沸かせる場面も。

 また、長崎に行ったことがないという二宮は、「今回見る景色や感じるものがイメージになっていくのかなと思っております。今は、ハウステンボス、長崎ちゃんぽんくらいの深さです」と告白。そして、「文字や写真・教科書でしか戦争を知ることができませんでしたが、この映画に触れることによって、戦争を風化させないことが使命かなと思っています」と熱い思いを語った。

 映画『母と暮せば』は、2015年12月12日全国ロードショー。

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る