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『バードマン』『グランド・ブダペスト・ホテル』アカデミー賞最多9ノミネーション 

映画

『グランド・ブダペスト・ホテル』と共に最多9部門ノミネーションを獲得した『バードマン あるいは(無知がもらたす予期せぬ奇跡)』
『グランド・ブダペスト・ホテル』と共に最多9部門ノミネーションを獲得した『バードマン あるいは(無知がもらたす予期せぬ奇跡)』(C)2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

 第87回アカデミー賞のノミネーションが日本時間1月15日に発表され、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と、ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』がそれぞれ9部門の最多ノミネーションを獲得。また長編アニメ賞部門では、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』がノミネートされた。西久保瑞穂監督の『ジョバンニの島』は惜しくもノミネーションを逃した。

【関連】写真でみる「第87回アカデミー賞」主要部門ノミネーション<フォトギャラリー>

 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は作品賞のほか、イニャリトゥ監督が監督賞、マイケル・キートンが主演男優賞にノミネートされ、助演男優賞・助演女優賞・脚本賞(オリジナル)、撮影賞・音響編集賞・録音賞の併せて9部門での最多ノミネーションとなった。

 『グランド・ブダペスト・ホテル』は作品賞のほか、アンダーソン監督が監督賞にノミネート。脚本賞(オリジナル)・撮影賞・衣装デザイン賞・編集賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞・作曲賞・美術賞の併せて9部門のノミネーションを獲得した。
 
 続いて8部門でのノミネーションを獲得したのは、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。ベネディクトが主演男優賞、モルテン・ティルドゥムが監督賞にノミネートされたほか、作品賞・脚本賞(脚色)・助演女優賞・編集賞・作曲賞・美術賞でオスカーを狙う。

 リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』と、クリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』は、それぞれ6部門のノミネーションとなった。

 また、短編アニメ賞には『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』の光と色彩のディレクションを担当した日本人クリエイター堤大介が、ロバート・コンドウと共同監督を務めた『ダム・キーパー』がノミネートされた。

 授賞式は日本時間2月23日にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される。第87回アカデミー賞主要部門のノミネーションは以下の通り。

■作品賞
『アメリカン・スナイパー』
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『6才のボクが、大人になるまで。』
『グランド・ブダペスト・ホテル』
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
『Selma(原題)』
『博士と彼女のセオリー』
『セッション』

■主演男優賞
スティーヴ・カレル/『フォックスキャッチャー』
ブラッドリー・クーパー/『アメリカン・スナイパー』
ベネディクト・カンバーバッチ/『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
マイケル・キートン/『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
エディ・レッドメイン/『博士と彼女のセオリー』

■主演女優賞
マリオン・コティヤール/『サンドラの週末』
フェリシティ・ジョーンズ/『博士と彼女のセオリー』
ジュリアン・ムーア/『アリスのままで』
ロザムンド・パイク/『ゴーン・ガール』
リース・ウィザースプーン/『Wild(原題)』

■助演男優賞
ロバート・デュヴァル/『ジャッジ 裁かれる判事』
イーサン・ホーク/『6才のボクが、大人になるまで。』
エドワード・ノートン/『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
マーク・ラファロ/『フォックスキャッチャー』
J・K・シモンズ/『セッション』

■助演女優賞
パトリシア・アークエット/『6才のボクが、大人になるまで。』
ローラ・ダーン/『Wild(原題)』
キーラ・ナイトレイ/『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
エマ・ストーン/『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
メリル・ストリープ/『イントゥ・ザ・ウッズ』

■監督賞
アレハンドロ・G・イニャリトゥ/『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
リチャード・リンクレイター/『6才のボクが、大人になるまで。』
ベネット・ミラー/『フォックスキャッチャー』
ウェス・アンダーソン/『グランド・ブダペスト・ホテル』
モルテン・ティルドゥム/『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

■長編アニメ賞
『ベイマックス』
『The Boxtrolls(原題)』
『How to Train Your Dragon 2(原題)』
『Song of the Sea(原題)』
『かぐや姫の物語』

■外国語映画賞
『イーダ』(ポーランド/デンマーク)
『Leviathan(英題)』(ロシア)
『Tangerines(英題)』(エストニア)
『Timbuktu(原題)』(モーリタニア)
『Wild Tales(英題)』(アルゼンチン)

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