『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』に別タイトルが存在!「ハリポタ」秘話明らかに

俳優ダニエル・ラドクリフや女優エマ・ワトソンなどをスターにした映画『ハリー・ポッター』シリーズ。J・K・ローリングの原作に合わせて全7作が製作され一大旋風を巻き起こしたが、本国イギリスで発売されたばかりというローリングの図書目録『J.K. Rowling:A Bibliography 1997‐2013(原題)』には、ハリポタ・シリーズにまつわる新しい秘密や裏話が盛り込まれているそうだ。
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The Guradianが一部抜粋して紹介している内容では、例えば第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』。もしかすると『Harry Potter and the Death Eaters(ハリー・ポッターと死喰い人)』や、『Harry Potter and the Three Champions(ハリー・ポッターと3人の王者)』などというタイトルになる可能性があったという。
またローリングは第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』について、担当編集者に「やっとだわ!この本は嫌気が差すほど、何度も読み返した。編集作業で他の本を何度も読み返すことはなかったけど、今回は仕方ないわね…」と、同作ではとりわけ苦労したことがうかがえる内容の手紙を渡していたそうだ。
第5作の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の原稿はロンドンのパブで、当時ローリングのエージェントだったクリストファー・リトルから、ブルームズベリー出版社のナイジェル・ニュートンへ引き渡されたそう。しかしスパイ映画さながらに、2人は本については一言も触れず、ビールを飲んで別れ際、リトルの足元に置いてあったショッピングバッグをニュートンが持ち帰るという形で原稿の受け渡しが成立したという。
ほか、記念すべき第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の初版は、15万ポンド(約2700万円)で落札されたなど、新著には『ハリー・ポッター』シリーズのトリビア的なエピソードが多数含まれているらしい。