V6森田剛“連続殺人鬼”役で映画初主演! 古谷実の衝撃作『ヒメアノ~ル』実写映画化

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『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』の人気漫画家・古谷実の衝撃作『ヒメアノ~ル』が、V6・森田剛を主演に迎え映画化することが決定した。本作が映画初主演となる森田は、欲望のままに無抵抗な対象を殺害していく“狂気の連続殺人鬼”に扮し、濱田岳、佐津川愛美ら実力派俳優と共演。監督は『銀の匙』の吉田恵輔が務める。
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『ヒメアノ~ル』は連載当時、その過激な内容からファンのあいだで物議を醸し、実写化不可能とも言われていた伝説のマンガ。そんな本作の主人公を蜷川幸雄、宮本亜門、行定勲ら名演出家たちの舞台作品で演技の幅を広げてきた森田が演じる。森田は本作で、果敢にタブー打破に挑戦し、“映画史に残る連続殺人鬼”森田正一を演じる。
森田は、オファー後に読み始めたという原作について「人間がしっかり描けている所が、とても読みやすく面白かったです」と感想を語る。だが、自身が演じるキャラクターについては「決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、中々理解するのが難しいと感じています」と役作りの難しさを吐露。
「森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです。いわゆる悪い人は沢山存在しているかもしれないが、彼らの過去には何かしらの理由があるのでは?」とキャラクターを分析。「キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と意気込みを語った。
原作では、ビル清掃のパートタイマー岡田と同僚・安藤の恋愛に悩む平凡な日常と平行し、のちに岡田の恋人となるユカをつけ狙うサイコキラー・森田正一の心の闇を描いたが、映画では“人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一”を主軸に。ユーモラスで繊細な人間描写に定評がある吉田監督が、R15も辞さない決意でこの衝撃作に臨む。
『ヒメアノ~ル』は2015年3月末日クランクイン。2016年公開予定。