花組トップスター・明日海りお「生の気持ちを見せたい」大石静脚本舞台に意気込み

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東京宝塚劇場で新生花組公演、ミュージカル『カリスタの海に抱かれて』、レヴューロマン『宝塚幻想曲-タカラヅカファンタジア-』が、15日に開幕。直前に通し舞台稽古が行われ、トップコンビが東京宝塚劇場にてお披露目となり、明日海りお(あすみりお)と花乃まりあ(かのまりあ)が取材に応じた。
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『カリスタの海に抱かれて』は、NHK『ふたりっ子』『オードリー』『功名が辻』などで知られる脚本家・大石静による書き下ろし。フランス革命前夜。カリスタ島に生まれながらフランスで育ったシャルル(明日海)は、島を独立させるとの野望を胸にフランス軍将校として故郷の地を踏み、島の娘アリシア(花乃)と出会う。『宝塚幻想曲-タカラヅカファンタジア-』は予定されている台湾公演を意識し、和のビートに乗せた華やかなレヴューに仕上がった。
シャルルを演じるにあたり、「大石先生が書いてくださった、さまざまな感情や表情を幅広く見せられるよう心がけました。作ったものを出すのではなく、毎回、本当の生の気持ちとして出したい」と気勢をあげた明日海。
またレヴューについて「和を意識したテイストで、太鼓のリズムや三味線の音色にテンションが上がっています。歌詞も、みんなの翼を繋ぎ合わせて行こうといった新生花組に向けた内容になっています」と笑顔で見どころを語った。
そして花乃は「明日海さんがトップになられて初めての2本立て公演です。精一杯頑張ってまいります」と意気込みを述べた。ほか、独立運動のリーダーでアリシアの許嫁ロベルトに芹香斗亜(せりかとあ)、ナポレオン・ボナパルトに柚香光(ゆずかれい)、独立運動の英雄の恋人・アニータに専科の美穂圭子(みほけいこ)らが出演する。
花組公演『カリスタの海に抱かれて』、『宝塚幻想曲-タカラヅカファンタジア-』は、東京宝塚劇場にて6月14日(日)まで公演。